「霞葬(かすみそう)」公演終了しました。 公演情報 劇団印象-indian elephant-「「霞葬(かすみそう)」公演終了しました。」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    清涼感のあるお芝居
    舞台セットや照明、お芝居も全てがシンプルで純粋、すっきりとしていて素直な印象を受けました。
    それぞれの役者さんも力があり、演出も一貫していてとてもよく纏まっていた芝居だと思いました。

    ネタバレBOX

    イワナガ(イワナガヒメ)とサクヤ(コノハナサクヤヒメ)は共に古事記や日本書紀に登場する姉妹の神々であり、日本書紀では人間が短命になる切っ掛けを作りだしたと記されている二人の神が、人間の乳幼児を拾って育てると言う展開もちょっと皮肉なようであり、面白かったです。
    神々の世界でただ一人の人間『ミカ』を演じたベク・ソヌさんの演技も秀逸でした。
    つかまり立ちもできない幼児から、99歳で老衰で死に舞台から降りるまで見事に演じ切っていたように思います。
    幼児や老人期は気にならなかったのですが、成人期の演技では日本語発音のたどたどしさが少し気になってしまいました。

    『生きるという事』『死ぬという事』人間としての『限りある生』について考えさせられました。
    99歳になったミカの寿命を止める提案を受け入れようとしたサクヤも、考えた末に受け入れない決断をしたイワナガも、清々しく死に向かったミカもそれぞれのキャラクターがとても素敵でした。

    芝居の冒頭と最後のシーンで、天の羽衣を使用しイワナガが空を駆け地上に向かう演技と演出は、ミカの一生を見守った後だからこそ映えるシーンでした。
    シンプルで押しつけがましくなく、それでいて心に残る内容でした。

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    2010/07/19 13:54

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