骨太な
気にならない程度の新劇色。心にずっしりとのし掛かるものがある。間違いなく骨太で良くできた芝居だったと言える。特に演出は「そういう風に場の流れを持って行くのか」と思ったりして、なかなか面白い目線で観られた。出演者四人もそれぞれ圧倒的な個性を持っていて胸に強く響く。
アプローチの仕方は違うものの、研究者の苦悩という点、同じく俳優座劇場で観た「東京原子核クラブ」と通じるものがあった。俳優座劇場プロデュース作品は3~4作ほど観ているが、どれも脚本演出役者スタッフの完成度が高く、上質な芝居をみせてくれる。こうも毎回外れがないと自信を持って人に薦められるからとても助かる。
2010/07/19 11:11
初めまして。
たまたま、いちずさんの書かれたコメントが目に留まり、拝読させていただいたところ、大変観察眼鋭いレビューで、一気に興味が湧き、これまでの「観てきた」コメントを全て拝読させて頂きました。
もう、驚きました!!こんない若くていらっしゃるのに、こんなに的確な観察眼と批評眼をお持ちの方がいらしたなんて!!
嬉しさと驚きで、心が満ち溢れました。
9月が旗揚げ公演なんですね?
こんな若き才能ある演劇人が、一体どんな作品を見せて下さるのか、今からワクワクしています。
心から、楽しみにさせて頂きます。