満足度★★★★
4人の役者による、濃厚な時間
三島由紀夫の原作通りに上演されていたようだ。
やや時代がかった台詞ながら、この原作が面白い。
休憩10分を含め、2時間30分の上演時間だが、それは長くない。
4人の俳優が、聞かせるし見せるのだ。
舞台の中だけでも、登場人物の関係と立場はわかるのだが、ネタバレ(つまり話のあらすじ)を厭わず、このあたりの時代について、あまり事実関係を知らないのであれば、「エルンスト・レーム 」(人物名)や「長いナイフの夜」などのキーワードで検索して、関係を頭に入れておくのもいいかもしれない。
もちろん、まっさらで舞台に望みたい方は、当日パンフのキャスト表にあるそれぞれの簡単な説明を読めば十分だと思う。