モスリラ 公演情報 ナノスクエア「モスリラ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    結果的には行って良かったものの
    実は、行って、チラシで、本日の配役を知った時は、すごくショックでした。
    お目当ての、田中さんも桑原さんも出ていない日!!!
    知らなかったあ!!
    よくよく見れば、小さくトリプルキャストとは書いてあったけれど、どこにもキャスト表載ってなかったので…。
    まだ、お知り合いの阿部さんの御出演の日で、助かりました。

    3人の朗読劇。今日は、宮原さんのアキラ、佐藤さんのなつき、よしつぐさんの守でした。
    初日だし、演技経験も少ない組み合わせのせいか、最初は、え、【これで入場料を頂いてはダメでしょレベル】で、正直帰ろうかと思った程でしたが、徐々に、皆さん、役に入り込め始めて、最終的には、泣いている方もいるくらい、なかなかの感動作に仕上がって、ほっとしました。

    脚本が、なかなか良くできているので、これ、田中さんと桑原さんの日なら、相当見応えある作品になりそうでした。

    ネタバレBOX

    「モスリラ」というタイトルの意味は、途中でわかりますが、その花以外に、蝶やブランコが象徴として登場し、私は、むしろ、「ブランコ」という題にした方が、効果的ではと感じました。

    劇構成は、なかなか巧みで、最初の2人の小学生時代のエピソードが、あんな形で帰結しようとは、かなり後半になるまでは読めませんでした。

    なつきの父親のシャンソンの歌声、重要なキーポイントなのに、どうしても、日本人歌手とは思えず、白けます。せっかくよしつぐさんが御出演なのだから、彼に歌を吹き込んでもらえばよかったのではと思いました。

    佐藤さんは、雰囲気もあり、この役にとても合って、好演でしたが、よしつぐさんは、かなり緊張されたのか、始まってしばらくは、まるで、国語の授業中、指されて、教科書朗読している生徒のようでした。
    宮原さんは、見た目も素敵で、雰囲気はあるものの、大事な台詞になれば成る程、噛みまくり、せっかくの劇世界の構築が振り出しに戻るところが多くて、残念でした。
    この組み合わせで、4200円は、いくらなんでも、高過ぎます。

    小学生の守の書いた詩を朗読する箇所が2箇所ありますが、阿部さんの最初の読み方では、この作品を台無しにしてしまいました。
    後半は、あんなに、お上手に読めたのですから、単に緊張故とは思いますが、こういう形態に不慣れな役者さんを朗読公演に出演させる場合は、まず客席の形態で、何度もシュミレーション稽古をされるべきだと感じました。

    できることなら、田中さんと桑原さんの日に、リベンジしたくなりました。

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    2010/07/17 01:15

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