満足度★★★
ダイジェスト版としてはお薦め
昨年の夏目漱石「夢十夜」に続き、今度は泉鏡花の「天守物語」に挑んだ。特色ある劇団で、課題は演技力の向上だと思う。
逢川じゅんという女優さんは何度も観ているので、あえて男女逆転バージョンを観ました。
テアトロ・ド・ソーニョという劇場も今回初体験。出かける時間帯に山手線が全線ストップしてダイヤが大幅に乱れて、遅刻は避けられないと途中観念したが、開演時刻を遅らせる配慮があり、無事入場できました。いやー、それにしても片道2時間超、とにかく家からは遠い会場で、めったに来られないなーと思った次第。なかなかよい雰囲気の劇場で、京浜地区の人には近くてよいと思います。
原作の文章を生かしたうえでわかりやすく脚色してあるので泉鏡花の入門編、また「天守物語」のダイジェスト版としては最適。1時間半によくまとめてあると思うので原作を知らない人にもお薦め。
オールカラーの俳優の写真入りパンフレットも、前回の要望を反映してくれたのか今回は配役付きで親切だ。桜田・児玉・逢川のオチャラケたやり取りが可笑しいが、時には真面目な座談会も入れてほしいと思う。
2010/07/22 12:04
コメントありがとうございました。
自由童子さんは、文学作品をとりあげて脚色してくださるので注目しております。
次回公演も楽しみにしております。コラボ企画などもあったらうれしいです。