イカロスのかけら 公演情報 NICK-PRODUCE「イカロスのかけら」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ふりまわされる
    実母に。笑)


    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    曽我久仁子の追悼式に集った子供たちと知り合いら。彼らは曽我が死んでいないことを田所に知らされる。その田所は「今回、皆様に集って頂いたのは曽我の資産30億を生前贈与したいとの意向を受けて誓約書に皆様のサインが欲しい。」とのことだった。

    しかし、曽我と実況中継している田所の通信で南フランス在住の曽我が死んでしまったかのような会話が成り立ってしまう。ここでの田所のフランス語の会話があまりにも雑。更に世界共通の英語も話せないようだった。これって痛い・・。そして数分後、今度は先ほどの通信は間違いで曽我は生きているという。しかし当の曽我は資産30億をある事業の制作費に回すので財産分与の話はなかったことにしてくれというのだ。天国から地獄に落とされる瞬間だ。笑

    つまり久仁子という彼らの実母は自由奔放な女で相当な事業家だが、子供たちや夫や周りの人たちを振り回す性癖があるようだった。その度に彼らは被害を被ってきたがやはり実の母は憎めない。そんな一見、どーしようもない母親はとあるコミュニティのサイトで渡が撮るビデオをピエールというHNでしっかり見ていた。という筋。なんだかんだいって母親は彼らより一枚も二枚も上手だった。

    ちょっと感じたことをかきこ。本の作りが少々、雑なような気がする。30億が手に入ることを知った彼らの感情の描写が薄い。逆に30億が手に入らないと知ったどん底の表情も。人間て、なかったものがあると錯覚し、頂けると思っていた資産が貰えない、と知ったときの落胆ったら、あんなもんじゃないと思う。もっと物語りに突飛な展開があっても良かったように思う。そしてナビ役の田所役・松本の演技があまりにも不自然だ。ここでは田所が重要な役割を果たしているのにだ。ちょっと残念。一方で釜風味、ロザンヌの中世の貴婦人のような衣装は良かった。今回の出演者の中で彼が一番愛くるしいのは一体どうしたことか?!笑

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    2010/07/15 17:12

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