実演鑑賞
満足度★★★
家族と言うか兄弟の物語って感じではあるんですが、少し不思議なテイストで描かれる世界
阪神・淡路大震災から時間が経っての大阪府北部地震の直後って感じだろうか
そこで描かれていくのは過去がかなり影響する現在
出て行って音信不通やった父が病院に担ぎ込まれたって事実
その事実も驚きなのだが、どう対応したらいいのかに困惑する兄弟
そして阪神・淡路大震災の時に亡くなった長男の存在
そんなものが絡み合いながら現実と虚構が錯綜する雰囲気
少しその構図を理解し、もうひとつのワードを受け入れないと目の前に広がる世界についていけないかもしれない
しかしそれがわかるとこの世界の楽しさが一気に広がるような印象の舞台やったかもしれない
そんなに難しいわけでは無いんだが、なんで?ってなってしまうと少し残念なので
やはりそのあたりは姉の思いやったり気持ちがこの世界には色濃く反映されてるのかも
と言うか書き手の思いを姉がって感覚なのかもしれない
かなりいい雰囲気に作られてるなって印象
そんな姉を演じるのが趙清香さんですかね
なかなかにいい振り幅を見せられてた印象なんですよね
そして良かったのがやはり趙沙良さんやったんですよね
この人ってほんと見るたびに同じ人?ってなるんですよね
そして今回の妹も魅力的なキャラ
やはり大江雅子さんも上手いんですよね
この人がしれっとやってる日常ぽい感じがほんと自然でびっくりするんですよ
まあ非日常ですが