天使の群像 公演情報 鵺的(ぬえてき)「天使の群像」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    劇場に入り、あの舞台セットを見た時、これは今までの鵺的とかは違うようだ、演出家も小崎愛美理さんだし、どうなんだろう?と思ったが、やはり鵺的は鵺的であった。素晴らしかった。
    教師という職業をどう捉えて仕事をしているのか、それは様々であって、でも誰も悪い人なわけではない。それは生徒も同じで。
    学校が舞台の芝居はたくさんあるし、同じようなテーマの芝居もたくさんあるだろうと思う。
    でも、そこは鵺的。
    嫌なところを突いて来るなというか、なるべくなら見たくない、見ないようにしているところを見せて来る。
    素晴らしかった。
    役者さんたちはみんなとてもいい。
    そして舞台美術、照明、音響、脚本、演出。
    改めて、芝居とは総合芸術であると思った。

    ネタバレBOX

    声の大きい人の意見や見た目の印象に、ついつい流れていってしまうのはよくあることで、だから、野花紅葉さん演じる中島は、先生方から疎まれ疑われてしまう訳だけれど。
    でも、中島には戸部先生がいた。
    一方で、優等生だと思われていた委員長である真鍋のことは、実は誰も見ていなかったということがわかるクライマックスが凄い。
    「いなくなってしまいたい」状態になってしまった時に、いなくなってしまうことを選ぶしか道がなかった人たちと、あえていなくなることを選んだ人たちと、いなくなりたいけれど四方を固められ動くことすらできない人、いなくなりたいけれどそこにいることを選んだ人。
    このラスト先が、悲劇ではなく、希望であることを願う。
    堤千穂さんが素晴らしかった。

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    2023/12/24 10:17

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