実演鑑賞
満足度★★★
ボルシチ組
ランタイム180分、途中10分の休憩を挟んでの2部構成だが変に集中力途切れたりしない
まずは会場に入った瞬間に目に飛び込んでくるのはセット
このセットの中、どんな感じに物語が進むのか期待させる
そして見てるうちにここの隙間ってメチャクチャ効果的な演出につながってるのに気がつく
まあ、それは舞台が進むにつれてって感じではあるんですけどね
そしてこの魅力的な座組で紡がれていくのはやはり?想像通り?に少し重めの物語
しかし重さや気持ちを鷲掴みにされる感じもありながら、想像以上にそれだけではないんです
癒しとまではいかないもののの、安らぎに近い感覚や愛って感覚を強く感じる
決してハートフルではないが
主人公の住む家の管理人さんの娘?の塗木愛さんがなかなかにいい雰囲気を作られてた印象
殿村ゆたかさんの救いようのないんだけど、どこか憎めない父ってのはやはりこの人ならでは
小笠原愛子さんは今回かなり男性って感じで何ヶ所かって感じでしたかね
もう少し観たかったかな
三ヶ日晩さんの癒しって雰囲気、凄い空気感を作られてた印象なんですよね
やはり良かったのが佐々木ヤス子さん
こんな感じ、雰囲気の役のヤス子さん大好きなんですよね
最高でした
やはり山田蟲男さんは驚きのポテンシャル
1幕終わりのシンクロのとこ見事すぎの鳥肌
ピロシキ組
やはりキャストが変わると全くって言ってもいいぐらい作品の雰囲気が変わりますね
同じキャラなのに印象が全く違って見えてくるのは不思議
このキャラはこのキャストでってのはかなり人によって好みが分かれそうな気がします
そして見た人それぞれにベストな組み合わせが見終わった後にあるかもしれませんね
とは言えそれぞれに良さがあったりするのも事実かな
まあそれがダブルキャストの良さでもあったりするかな
この物語ってどこか頭が良すぎて一般的な考え方とはズレてしまった男が、純粋な心の娼婦と出会って気持ちが変化していくって感じかな
しかしそこに至るまでの気持ちの変化なんかの描き方がかなり見事なんですよね
そしてそんなストーリー展開に気持ちを一気に持って行かれる
金持ちだからこそ考え方がダメダメって感じが見事やったのが上田ダイゴさん
ほんと嫌なやつ感が見事すぎ
やはり野村有志さんて独特な魅力的な空気感を作られるんですよね
ほんと個性的で見事
山田蟲男さんとの絡みはお互いの立ち位置みたいなバランスも良かった印象
意外に早着替えが大変やない?って思ったのが澤井里依さん
かなり色んなところでご出演やった印象なんですよね
野村さんとの身長差を感じさせない見事な演技
実は山本香織さんも早着替え多かったのでは?
それを全く感じさせない見事な演技
やはり1幕終わりいいですね