14+ 公演情報 FOURTEEN PLUS 14+「14+」の観てきた!クチコミとコメント

  • 自分が14歳に戻ってしまう・・・
    客席がL字型。(というか。。。変形)
    で、ちょうどラストのいいところが、アキツ先生(雪丸さん)が、まったく見えず!

    「く、くやしい~~~~、もう1回観たい」と思いました。
    自分にとっては「お金返せ!!」じゃなかったのが、不思議。ただ、その理由を言葉にできないのは、私の勉強不足なんだろうなぁ。

    ネタバレBOX

    会場に入ると、客席が変な形。でも、満席なので、誘導されるがままに・・・f^^;

    セットは、学校の教室。その中に、アシを切られて高さがでこぼこの机がたくさん。教室の後ろが、やたら広いです。何もないのに広いです。
    人物が登場すると、うす暗い光の感じがなんとなく、
    大橋可也&ダンサーズ「ダウンワードスパイラル」を思い出しました。
    自分の中で、警戒心のランプがつきました。

    なんだかわからない警戒心の中、先生たちが出てきます。
    持ち物検査を行うのですが、机の上に乗るんですね。

    殺意とまではいませんが、嫌悪感を通り越して、憎悪みたいなもののスイッチが入ったのがわかりました。
    人の机を土足で踏む、その無神経さに。
    持ち物検査については、正統性を主張するのかもしれません。
    でも、それが「私の小さな領域」を侵すことの理由にはならないはずなのです。
    学生時代の理不尽なことを思い出して、観ながら不快な感情がぞわぞわと上がってきてました。

    ジャージ姿のサイトウ先生が、自分の中では象徴的でした。
    友人の教師から「いまどきはジャージなんて着れない。だらしないって苦情がくるから」という話を聞いていたので、逆に
    古い価値観の象徴なのかなぁ?

    サイトウ先生だけ、ジャージで方言(博多弁とは言いたくない)なのが、
    新しい価値観と既成の古い価値観のぶつかりあい
    みたいな気がしました。

    なんとなく、この学校は
    古くからの住民と、新しい住民の間で
    地域としての生活スタイルや、価値観がバラバラ
    なんじゃないかなー。と連想しました。

    ごく個人的な思い出から、かもしれないけど
    見てる自分が「14歳」の生徒の気持ちで、
    舞台上の先生たちを嘲笑ってる・・・

    そんなトワイライトゾーンみたいな錯覚に陥りました。
    ・・・自分で怖かったです。

    「十四歳の国」というタイトルから「14+」というタイトルに変えたのも
    演出の1つなのだろうと思います。
    作者がドラマドクターに入っているにもかかわらず、大胆なタイトル変更
    って、宮沢さんの器が大きいんだろうなぁ、たぶん。

    リアル14歳の人が、この作品見たらどういう感想を持つのかも気になります。
    昭和50~60年代の14歳だった人とは、全然違う感想じゃないかなぁ。。。

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    2010/07/07 20:19

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