「ヒッキー・カンクーントルネード」の旅 2010 公演情報 ハイバイ「「ヒッキー・カンクーントルネード」の旅 2010」の観てきた!クチコミとコメント

  • 訴えたいものが素直に入ってくる
    作・演出の岩井さんの訴えたいものが、素直に心に届く感じ。
    いろんな人への応援歌みたいで、とても好きです。

    ネタバレBOX

    舞台の中央が、四角いリビング。
    たぶん、プロレスのリングをイメージしてるのでしょうね。

    主人公のヒッキー・登美男にとっては、家族の集まるリビングすら「戦場」なんですね。
    母親も、リビングで家族のいるところからは、父親に電話もかけれない。
    わざわざ公園の公衆電話から、電話する。
    平和に見えるけど、なかなか息苦しくて、ぎすぎすしてることが伺えます。

    リビングから舞台手前に、妹の部屋があります。
    ドアは、ドアノブだけのセットで、透明な部屋。
    主人公の引きこもってる部屋は、客席からは見えず、対照的です。

    なんとなく、、、岩井さんが欲しているのは
    自分の生き方をさらすことではなく、
    自分を理解して応援してくれる人(妹役)
    なのかなぁ と思ったり。

    だから、「妹」の目線で
    部屋に引きこもったお兄ちゃんを心配することを
    提示しているのかなぁ。。。

    時間も短くて、
    セットもシンプルで、
    登場人物も少なくて、
    主題もストレートで、

    観終わった後に、素直に応援歌を口ずさめる感じ。

    全体的に「たどたどしい」空気がながれているのだけど、
    「ヒッキーだから・・・、でも、がんばれ」
    と、なんとなくほほえましく感じてしまうのです。

    0

    2010/07/07 19:32

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大