峯の雪 公演情報 劇団民藝「峯の雪」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    戦争直前の日本
    国民が自然に戦時体制に巻き込まれていく様子がしっとりと描かれておりました。

    ネタバレBOX

    上薬の配給がなくなり、やる気のない名人は、食いつなぐためでもあり、国策でもある碍子作りの仕事を弟子にやらせている。

    次女が大陸から帰ってきたが、寝てばかり。弟子を巡る長女と次女の争いがあって、やけになった次女が出奔したとの認識があり、からゆきさんだったとの噂を否定することもできず、ろくに会話もできない。しかし、次女は軒下に咲いていた峯の雪(白い椿)を見事に茶室に活けるなど意外に心は荒んでいない様子。

    東京から電機会社の社員が来て、潜水艦に取り付けるような特殊な磁器(熱膨張率の低いセラミック製品)の試作を依頼されるが名人は断る。

    しかし、次女に再会したその社員の口から、次女が張家口でタイピストとして活躍する傍ら傷痍軍人の慰問をしていたことを聞かされ、お国のために働いていたことを知る。そして、次女はしばしの休暇を取った後、また中国に行くと言う。

    はからずも、近所に住む茶道の弟子が出征することもあり、国全体が戦時体制に向かっていることを肌で感じ、名人は特殊な磁器の試作に取り組むことを決意する。

    それにしても、客の年齢層が高い。民芸とともに生きてきたって感じの人々。この人たちがいなくなったら民芸はどうなるのかと心配になる。そして驚くのがマナーの悪さ。携帯電話の呼び出し音が数回。ジュピターの音楽が流れたり、静かにお茶を立てているときに普通のベルの音。観劇のプロでしょ、あんたたち!

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    2010/07/06 10:44

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  • 三好十郎ということもあって、珍しくあらすじを書いてみました(笑)。

    2010/07/08 01:19

    雨模様様

    民芸、私が行く時も、いつもこの私が、最年少ではと思える年齢層です。(笑)
    本当に、いつも雨模様さんと同じ思いになり、この劇団の未来を憂いています。
    観客ばかりでなく、若い役者さんも、あまり育っていないし…。
    観客席の雑音も、明治座や歌舞伎座なら、諦めもしますが、こうして、古くから、その劇団を支えて来た客席で、そうだとすると、腑に落ちない思いをなさっても、仕方ないですよね。

    三好十郎の作品には、興味があったのですが、その民芸の客席の雰囲気も想像され、どうしても行きたいという思いが湧かず、断念してしまいましたので、雨模様さんの御丁寧な御感想を拝読できて、良かったです。ありがとうございました。

    2010/07/07 17:29

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