【終演しました】八月二十日の君へ~LOST SUMMER~【ありがとうございました!】 公演情報 劇団カッコカリ「【終演しました】八月二十日の君へ~LOST SUMMER~【ありがとうございました!】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    摂りつかれる
    鉄平が中学生の頃に経験した苦くて淡い思い出と現在の鉄平の心境を、小さなバーでミステリアスな出来事として起こした物語。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    中学生の鉄平は幼馴染の真夏との淡い恋心を同級生に冷やかされて真夏に心にもないことを言ってしまう。その後、真夏は交通事故にあって他界してしまい、大人になった今も、鉄平は真夏に謝れなかったことを悔いていた。真夏との夏の思い出。当たり前のように一緒にいたあの頃。どんなに悔いてもあの夏は戻ってこない・・。そんな鉄平の心の闇に取り込むように、真夏の死霊が鉄平を惑わし霊界へ連れて行こうとする。

    この状況を仕組んだのがバーを経営するセシルママだった。ママは鉄骨に潰されて事故死していたが、あまりにも無念な思いから成仏出来ないで居た。そんなママをたぶらかすように死神が魂の取引を持ちかける。それはママの命を救う代わりに5つの魂を霊界に差し出さなければいけない。という条件だった。魂の横流しだ。

    その条件の取引に応じたママは真夏を利用して鉄平の魂を奪おうと企む。しかしこの異変に気づいた鉄平らの友人が未然に防ぎ鉄平の魂を無事に取り戻すという筋。

    中盤あたりから急に怨霊騒ぎになり、あれれ?と思う。ファンタジーだとばかり思っていたからだ。ミステリーに行くまでの展開も遅いと感じた。個人的にはミステリーもホラーも怨霊も嫌いではない。しかし、どちらを主軸にするのかの判断が弱いと思う。怨霊の登場シーンではもっとそれなりの音楽導入と照明が必要な気もするし、霊話ならもっと、とことん突き抜けてしまったほうが後味が悪くないとも考える。つまり淡い恋と怨霊のどちらに重きを打ち出すかによってもっとホラーに、もっと恋愛にとインパクトの見せようがあるだろうとも思うのだ。

    あくまでも素人の意見だが、芝居の数を観てる分だけ、最近は総合的なエンゲキにも煩くなった。笑

    言いたいことや想いはきちんと伝えよう。たぶん、これは誰でも解ってるのだと思う。解っちゃいるけど・・、という輩が殆どなのだ、とも思う。笑

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    2010/07/04 17:50

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  • ろくこ・島崎翼>
    こんばんは。

    >段々と「清瀬まなつ」が育っていき後半のシーンになりました。

    育っていくという表現、いいですね~。。笑
    一つの作品を作り上げて公演までもっていく作業は本当に大変なことだとお察しいたします。
    これだけの小劇団があるなか、独自のカラーを打ち出すのも大変な気力と努力が必要ですが、どうか、頑張ってくださいね。
    次回も楽しみにしています。



    2010/07/06 01:19

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