満足度★★★
初めての劇団
劇場に入って当パンを見るとまず、驚いたのは登場人物のなんと多いこと。覚えきれるかな?という不安のままに幕は開いた。意外にもほぼ定刻の開演だ。これはかつて経験したことがない。小劇場の開演時間ってまず、時間にルーズだからなあ。ビックリ。
で、物語はどんどん進んでいく。パンフレットより実際に見たほうが相関図が頭に入る。必ずしも史実に準じていないとも記してあるが、内容は十分に楽しめた。
問題があったのは、役者によって発声が小さいためにセリフがほとんど聞こえない場面が何度もあったこと。王妃の部屋の設定など、2階部分にあるセットのせいではない。あくまで役者個人の発声が不足しているのだ。これはガッカリした。前席に座っていてこれだから後ろの席でも同じことだろう。
ダンスシーンなどの練習が不足気味、かな。全体を通して演出の目が届いていない印象を受けた。おそらく主役も務めているから本来の演出まで手が回りかねたのかもしれない。2時間半の大舞台だけに惜しい。
あとひとつ苦言を呈すなら、チケットの受付時間に扉が開かず、開演時間になっても同じように、扉が開くことは無かった。開いたのは開演25分前。短時間でいきなり受け付けるからチケット売り場が混乱、無駄な時間を待たされた客がほとんど。このへんのホスピタリティはもっとしっかりしてほしい。