君といつまでも 公演情報 バジリコFバジオ「君といつまでも」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    た、た、楽しい!!
    前説から人形劇ばりばりの美輪人形なんか登場しちゃって、ユルユルで各席を暖めてから本題に入るのだけれど、もう、この時点でワタクシの好みなわけよ。だから、もしかして本編より前説のほうがオモチロ可笑しかったらどうしよ?。。。なんて心配したのも束の間、本編も実におもろい。


    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    主役はフリーターの夏目なのだか、児童書の押絵画家・斉藤なのだか、はたまた、ホームレスの櫻田なのだか良く分からない。笑
    とにかく物語自体も断片を繋ぎ合わせたような・・、これで収集がつくのだろうか?と心配するほどのバラバラっぷりなのだけれど、終盤はあたふたとマトメテしまう。

    その収束の仕方が、「いつの~♪ことーだかぁ~思い出してご~ら~ん♪あんなーこーとー、こーんなーこーとーア~~ったよね~♪」なんつって懐かしい合唱とともに強引に終わらせちゃう。

    これって、一人ひとりの観客が歩いてきた道のりを想像させ、郷愁をソソル。観客はみな、過去の思い出に酔いしれて、「ああ、あのころは楽しかったなぁ」なんつってめくるめく時代を遡って眼の前の舞台の状景と合体させてしまう。

    河童の話や人形劇や、レンアイ時代や出産や、リストラやホームレスなどのキャラクターの立ち上げは一人の人間が人生を通して目にする光景だ。だから・・・、ドタバタコメディか?と感じた面白さが、ある時期からそれぞれの人生の生きた証に変り、なぜか全ての登場人物が好きになってしまう。

    人生は一回しかないから頑張って生きようね。そんな風にパワーを貰える舞台だった。人形劇とそれぞれの人生の交差の仕方も絶妙で、緩くて楽しかった。終盤にかけてのうねりはパッションを感じたのに、なぜか小学校の放課後の校庭を思い出して、懐かしい香りも運んでくれた。

    要するに玉手箱のような舞台だった。素晴らしい!

    6

    2010/06/21 18:04

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  • あきら>
    >確かにこれだけ本数をご覧になっているみささんが、初めてだったとは意外でした。

    案外、お気に入りに登録しておりますと、同じ劇団の公演を観る機会が多いのですよ。ハズレがないから・・。笑
    それと、チケットプレゼントを実施していない劇団は見過ごしてしまいますね。こう次から次へと公演情報がUPされてたら全てをチェックするのは不可能ですよね?
    けれど、チケットプレゼントの欄は嫌がおうでも見ますもの。笑
    ですから、劇団は宣伝の為にもたった2枚だけでもOKですからチケットプレゼントコーナーで自己主張したほうがいい。

    >その劇団紹介は、「まさにその通り」ですね。


    紹介の仕方が上手いですよね。この紹介の仕方なら、観たいと思うでしょう?
    実は人形劇などの童話がかった物語は大好きなんです。
    育った環境が絵本に囲まれてましたから・・、未だに現実が見えないです。苦笑!

    2010/06/24 12:29

    みささん

    確かにこれだけ本数をご覧になっているみささんが、初めてだったとは意外でした。
    その劇団紹介は、「まさにその通り」ですね。

    人形と人間のバランス(登場や組み合わせ方)もなかなかいいですよね。
    私も、うっかりしない限り(笑)、次回も出かけるつもりです!

    2010/06/24 03:04

    あきら>
    『ヨシザキ、カク語リキ』の「観てきた」を拝見させて頂きました。
    確かにドタバタっぷりぷりが凄まじい。笑
    キャパも世界を又にかけてすんごいことになっていましたね。

    他のサイトで見つけたパジリコの劇団紹介です。
    「バジリコFバジオとは、 人形と人間を駆使して プチグロ・ナンセンス な演劇をする劇団です。
    ニンゲンゲキ×ニンギョウゲキとは、 人間役者と人形役者が仲良く演劇する、愉快で微笑ましい演劇スタイルです。
    バジリコFバジオでは、人形を使用することにより、 役者の着替え時間による演劇的タイムロスを軽減し、 早すぎるほど物語をスピーディーに展開することに成功しました。 また、バジリコFバジオに出演する役者はいつもだいたい10人くらいなのですが 劇中のそうキャラクター数は人形と合わせて、100人を超えます。
    その人形を含めたキャラクターたちが舞台上のいたるところから ひょっこり出てきては目まぐるしく物語を展開させます。
    小道具制作チーム「アルマジロウ」の手によるほんのちょっぴりアートでダークな人形です。 「漫画の世界をライブで見ているような感覚」を観ている方に覚えていただきたい という一心で丹精こめて作っております。
    そんな人形たちが駆け回るバジリコFバジオの舞台は、 ちょっぴり奇怪だけれど、……微笑ましいナンセンス・コメディー =プチグロ・ナンセンスな世界……なはずです。」

    と、こうよ。笑
    いあいあ、絶妙な説明の仕方に感心したと同時になんだかおとぎの国のお話を想像させますよね?実に素敵です。そんでもってワタクシの好みにドンピシャでした。何故、今まで観なかったのかを後悔したほどです。次回も必ず観たいです。
    人形劇って確かに愉快で微笑ましい。。

    2010/06/23 12:20

    みささん

    私は2回目です。前に観たのは『ヨシザキ、カク語リキ』で前作は見逃しました。
    いつもこんな感じか? という問いにはうまく答えられません。
    ですが、いろんなエピソードが同時に疾走するという感じは同じですし、『ヨシザキ、カク語リキ』のときは、もっとドタバタしていた印象です(いい意味で)。また、どうでもいいディティールの細かさも同じです。

    『ヨシザキ、カク語リキ』の「観てきた」を書いてますので、読んでいただけると、その混乱ぶり(いい意味で・笑)とも言える、疾走感とドタバタ感が、ちょっとだけでもわかっていただけるかと。
    しかも、とんでもない話(ヨシザキは何を語ったのか)で、とんでもないラストでした。

    >あの歌の導入は卑怯でした。完璧にヤラレマシタ。笑

    同感です!

    2010/06/23 07:19

    あきら>
    ワタクシ、これ、ものすっごく好みの作品でした。ユーモアたっぷりの芝居は観ていてホント楽しい!部分的には人形劇みたいなナリだけれど、童話の世界と現実の世界をMIXさせたようなお芝居だったでしょう?
    ワタクシ、パジリコは初見だったけれど、毎回、こういった作風なんでしょか?だとしたら、次回も観たい。
    ☆5つ、つけてやりたかったけれど、身ごもった母のお腹を蹴るシーンはちょっとヒイタのでマイナス点としました。
    ええ、美輪人形は絶賛でした。話してるうちに役者の地声に戻ってきちゃってて、慌てて美輪声に戻るサマが一番可笑しかった。(笑)

    それにしても・・、あの歌の導入は卑怯でした。完璧にヤラレマシタ。笑

    2010/06/22 09:51

    みささん

    >主役はフリーターの夏目なのだか、児童書の押絵画家・斉藤なのだか、はたまた、ホームレスの櫻田なのだか良く分からない。

    まさにそうですね。それぞれで別のお芝居が1本ずつできるような、キャラの立て方でした。普通は、これだけブレた感じだったら、なんだこれ!(怒)、となるのですが、パジリコの場合は、しょーがないな、うんうん(笑)となってしまうのです。

    前説の美輪さん「後説」(?笑)にも出てほしかった(笑)。

    2010/06/22 04:28

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