MARIONNETTE(東京公演) 公演情報 劇団The Timeless Letter「MARIONNETTE(東京公演)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    『team TRUTH』

    「OK、それじゃあ、えー、お前等が日本で一番にしてくれた、最高のRock ’n’ Rollを贈ります!Marionette!」
    今作のタイトルの綴りにNが一つ多いのはフランス語の為。
    教会のステンドグラスをイメージした舞台美術。上手はスコットランドヤードの殺人捜査課、下手は製薬会社の社長室。雰囲気があるセット。西本卓也氏は良い仕事をした。

    女性の絞殺死体、傍らに数本の薔薇。連続殺人事件の捜査に当たる三浦求氏と船橋輝人氏。三浦求氏はシャーロック・ホームズに憧れているようで観察眼に味がある。第一の現場となった教会の、怪しい雰囲気を持つ牧師は吉田恭平氏。(ステンドグラスなどの装飾はカトリック教会なので、神父と呼ばれることが多い。牧師はプロテスタント)。後ろ暗い過去を持つ製薬会社社長の野田裕(ひろし)氏。その息子の大学生(高畑昇汰氏)は新任講師の林里栄さんに夢中。

    特筆すべきは池内得裕氏の照明と羽田兎桃(はたともも)さんの振付。PERFORMERの5人が抜群に良い。(高尾静奈さんは体調不良で降板)。もっと彼女達を警部達が戦う“見えない敵”の象徴として作品内に活用した方が良かった。第二次UWFを彷彿とさせるスモークのレーザーショー。あやつり人形の視覚化。古き良き80年代。

    凄く丁寧に作られているので好感。

    ネタバレBOX

    女カメラマン(奥田明日香さん)の立ち位置が判り辛い。双子の妹のエピソードも唐突。

    何か急にわらわらと湧いた人々が口々に絶賛を書き連ねる作品は、逆に警戒してつまらなそうに感じ観たくなくなるもの。すぐサクラのステマだと感じてしまう昨今。Amazonのレビューなんかも、クーポンと交換に星5を付けさせる中国企業が横行。レビューを見抜く力量が必須なこの時代。心のないゴマスリにはうんざり。
    だが今作には何か妙な魅力を感じた。°RUM(=ドラムと読む)さんのキラキラネームも気になるところ。(確かに可愛かった)。

    演出も脚本もそれなり。作家には山田風太郎の『明治バベルの塔』、「万朝報暗号戦」をお薦めしたい。

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    2023/09/30 06:47

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  • ヴォンフルーさん!ご観劇、コメントありがとうございます!!細かな所まで観ていただけて嬉しいです!!!

    私のキラキラネームは高校の時に軽音部でドラムを叩いていたからという理由の名前です✨️


    2023/10/02 12:02

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