満足度★★★
意外なことに
別役作品なのに、物凄く直球ストレートな芝居で、全然不条理っぽくありませんでした。
電柱はいつもながら出て来ますが、その電柱への思いもストレートに語られ、どこも不可解な部分がないのが、意外でした。
へえ、別役さんてこういう芝居も書いてたんだ!とビックリしたのが、一番の感想。
わかりやすいので、逆についウトウトしてしまいましたが、決してつまらないわけではなく、全体的には面白く拝見できました。
ただ、あまりにも舞台空間にスペースがあって、劇世界に入れ込めない状況があり、残念でした。文学座の「わが町」同様、劇場の使い方にもっと工夫があったらなと思いました。
もう少し、台詞に緩急をつけるとかしないと、ストーリー自体にも起伏が感じられない気もしました。
でも、役者さんの演技は、前回の桃唄309の公演より、ずっと馴染み易く、最後まで、好意的に観ることができました。特に、脇役の皆さんが素敵な演技をされていたように思います。
2010/06/19 00:01
2010/06/18 14:41
2010/06/18 14:23
お隣ではなかったのに、ふと目を覚ますと、もう父は死んでいましたよ、私の時も。(笑)
観劇した日は違っても、波長は似通っていたようですね。(笑)
友人が出演している芝居でしたから、それからは必死で、目を凝らして観ていましたが…。
別役さんの初期の作品のようですから、別役さんにも若い時代があったのだなあと、何だか感慨深い思いがしました。ピカソも、初期には、だれでもわかる絵を描いていたのですものね。
電柱に対する別役さんの思い入れも理解できた感じでした。
きゃる様
この劇団、普段は長谷さんのオリジナル脚本を上演する場合がほとんどなのではと思うのですが、どうやら、私は、あまり性が合わない気がしています。でも、意欲的な劇団だとは思うので、これからも、知人が出演する場合は、観に行くつもりでいます。