新・ワーグナー家の女 公演情報 Brave Step 「新・ワーグナー家の女」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    福田善之戯曲の上演。宮本研等が物する歴史劇の範疇で、歴史上の事実が「今」を照射するその事の意味が戯曲の中で言語化される部分が、「時代」を微かに感じさせたが、微かに、であった。ワーグナーを父に持つ女、その娘に当る女が主たる登場人物で、証言と、対話が舞台上の事象として現出し、入り込んだ。
    苦労しながらも一人語りの台詞を繰り出す年配女性の目(を中心とする表情)に、非常な既視感を覚えたが、「そういえば出演者は・・」と思い当たったのは観世栄夫であった。(顔が似ている事を特に記す事はないが、あの目の力は中々である。以前一度だけ篠本氏演出の読み芝居で目にしたが真正面では見られなかった。)
    芝居は丁寧に作られ、タッチが良い。一つ一つの場面、出番を丁寧に作る。

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    2023/09/03 03:32

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