実演鑑賞
満足度★★
雰囲気は好み
舞台演劇では稀な「誤魔化さずSFな要素」にも手をつけているのは好感
一方で、良く言えば幻想的、悪く言えば滅裂の度が濃い演劇作品にしては
テンポがいまひとつまどろっこしく感じて、より滑らかであればと感じました
「劇」としての重要度はさておき、セリフ上は大半を占め、執着を見せる
《音楽/活動/関係性/葛藤》、また《母親》の部分に本物を感じる要素が薄く
そこを繰り返す事で窮屈、停滞の印象も強く
出掃けの度の物語への前のめり感、好奇心がいまいっぽ溢れず
「半魚人たちの戯れ」、そういった停滞感も意図的なのかなと思いますが
少なくとも昨夜の私はもっと気持ちの良い形を求めていたのかなと思います