つちのこ 公演情報 劇団青年座「つちのこ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    新劇の劇団
    舞台は1972年、岐阜の片田舎の民宿。私は小学生でした。横井さんが帰ってきたり、日の丸飛行隊が活躍したり、あさま山荘の中継があったり、角さんが総理になったり、今更ながら激動の年だったのですね。
    20代の若者から、おしゃべり好きのおばちゃん、民宿の無口なおじいちゃん。とにかく、世代世代の役柄を、限りなく実年齢に近い役者さんが演じている。これこそ新劇の劇団の強みです。
    青年座は結成以来、時代時代の新しい脚本家に作品を依頼しているそうです。今回も劇団員さんのつながりから実現した脚本のようです。舞台がどんな時代でも、場所でも、ちょっと不思議な日常をみせてくれる「新劇の劇団」から、当分目が離せません。

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    2010/06/07 10:52

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  • teeakiraさま、コメントありがとうございました。青年座には仕掛けられた笑いはいらないかなと、私自身は思います。観る人それぞれがそれぞれの感性に触れる、触れられたところで笑えれば良いかなと思います。
    話しは変わりますが、「ああ、この人も青年座出身なのね」と驚くことが間々ありますが、西山水木さんもだったのを最近知りました。

    2010/06/09 11:42

    一度ついたウソは、
    最後まで突き通さなければならない。
    そのついたウソが大きければ大きいほど、
    罪は………重くなる。

    1972年の岐阜の片田舎のとある村。
    幼なじみの3人の男は、
    不法投棄の取り締まりで拾ってきたタンスの中から、
    金の延べ棒を見つける。
    何とか3人はそれを自分たちのものにしようと画策するのだが…。
    そんな折、旅館営む男の大学時代の友人が、
    突然宿泊客としてやってくる。
    恋人、親、兄弟、様々な人を巻き込みながら、
    最初の嘘が、
    ついに手に負えないほどの、大きな嘘へとふくらんでしまう。

    上演時間が少し長いなぁ、ということを除けば、
    かなりの秀作でした。
    セリフも違和感ないし、
    何よりウィットに富んだ会話(けしておシャレではないが)と、
    上手な仕掛け。
    観る方を飽きさせない。
    演出も、俳優も、
    いかにもこの脚本が好き、
    という遊び心も含めて、
    良いアンサンブルができていた。

    もう少し、
    笑いを獲れたのに!
    なんて思ってはいけないけど、
    それもまた、次を期待しちゃうドラマの作りのせいかなぁ。

    2010/06/08 18:14

    KAEさま、コメントありがとうございました。青年座はほんとに、“はずれ”の無い劇団です。今回もきっとご満足いただけるでしょう。

    2010/06/07 16:55

    播磨屋さん、初めまして。
    嬉しいコメントを拝読し、思わず、出てきてしまいました。
    青年座は、今現在の新劇劇団中、最も役者力の高い劇団だと思います。
    いつも、安住することなく、より良いあり方を模索して頑張っているところも大好きです。
    若手から、高齢の役者さんまで、本当に安定した実力者ばかりだから、いつも安心して観ていられますし…。
    「つちのこ」観劇の日が、更に待ち遠しくなりました。
    嬉しい情報、ありがとうございます。

    2010/06/07 15:22

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