独りの国のアリス〜むかし、むかし、私はアリスだった……〜 公演情報 ことのはbox「独りの国のアリス〜むかし、むかし、私はアリスだった……〜」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    【Team葉】

    篠田美沙子さん目当てでこちらにしたのだが、ちょっと違った。主演の花房里枝さんが美人過ぎて、元乃木坂か何かだと思って観ていた。(実際は声優ユニット、elfin'〈エルフィン〉のメンバー)。物語は孤独な35歳の中年女性が「何故こうなったのか?」を過去と未来を行き来しながら妄想するもの。今作は美人が性格の悪さで孤立する話になってしまった。とは言え彼女の魅力で舞台は華やかに。老婆まで熱演してRespect。やたらワイン風ドリンクをガブ飲み。
    天竺鼠の瀬下を思わせる堀田怜央氏とカラテカ入江を思わせる親泊義朗(おやどまりよしあき)氏のコンビが大活躍。
    救いの手となる紳士のバーテン、小久保隼(じゅん)氏は朝倉未来の上地雄輔風味。
    上之薗(かみのその)理奈さんもモテモテ女子を好演。

    滅茶苦茶、鬱な『ブリジット・ジョーンズの日記』。『不思議の国のアリス』とだぶらせない方が良かった。

    ネタバレBOX

    10歳の誕生日、母が失踪。12歳の誕生日、祖父が逝去。13歳の誕生日、父が去る。その後も好きになった人は皆いなくなる呪い。そんな心を閉ざした自分と関わった男性は、悪戯電話ハフハフ男(HIDE-ChangeTheWorld-氏)と満員のエレベーターで髪に背広のボタンが絡まった松崎貴浩氏のみ。他には誰一人いないという苛酷な現実。
    友達がいない、恋愛相手がいない、家族がいない。孤独で外堀を埋められていく女性の断末魔。

    だが自分的には面白くなかった。演出だけでなく、オリジナルの戯曲も好きじゃないと思う。キャラが大声で馬鹿笑いのシーンばかり。効果的でなくただただ不快。必要なのはレクター博士、狂った精神分析医だ。

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    2023/06/18 18:10

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