日の出温泉のW杯 公演情報 ZIPANGU Stage「日の出温泉のW杯」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    毎回のベタさ加減!
    毎度のことながら、ここの劇団の芝居は結果が想像できることだ。笑)
    そういった意味では物語に大きな暗転も安易な想像を気持ちよく裏切られる結果もない。じゃあ、どうして観に行くの?ってことだけれど、出演者に愛着があるからだ。新田のはにかみや、佐土原の禿げ具合や、宮本ゆるみの壊れ具合を確認しに行くと言っても過言ではない。笑)

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    物語は岡田屋旅館の一室での出来事。不倫という設定の男女が社長の居ぬ間にHしようとするのだが、しようとするも、邪魔が入り、続々と集まってきちゃう。笑

    ワタクシは不倫の経験はないが、まあ、そんなに恋愛の経験もないのだが、男女の問題は、ああしてこうしてこうなって、と割り切れるものでもなく、どちらがいいとか悪いとかいう問題でもない。だから、不倫という道は行くにも戻るにも逃げだそうにも、あがけばあがくほど深みにはまりこむ泥沼のような道なのだろうと思う。

    そんな不倫カップルのところに集まってきた輩は、借金を抱えた旅館の主とその娘を好きになってしまった年の差カップルと、取り立て屋の暴力団風金髪男と、他の部屋の連中だ。こやつらが毎回のごとくハチャメチャな暴挙を繰り返しながら、サッカー観戦の結果によって、別れる別れないのさじ加減を決めちゃうというのだから、人生をスロットゲームのような位置づけにしちゃうわけよ。笑

    そんなどーでもいいような軽い人生そのものがコメディな訳だけれど、どちらかというと佐土原や長野耕士のほうが暴力団風にみえちゃったりもする。宮本ゆるみに至っては旅館の元女将というよりも、「姐さん」に見えちゃうものだから、これらは既に「妖怪の宴」とか「動物ランドの宴」そのもので、腐れ外道が集まっためくるめく大人世界。大人による大人の為の大人の遊びが繰り広げられてるような体をしている。しかしその心は幼稚。笑

    観客席にいるワタクシは目をパチパチ、白黒させながらも、むん!と胸張って観ていたけれど、物語の流れになかば目眩を感じた刹那、無理無理に日本を勝たせちゃうという緩い結末。

    「なんじゃこりゃー!!(明言)」

    はこういう時に使うもので、力の入れどころを激しく間違ってる芝居だったが、「欲しいもの」はやっぱり「欲しい」のであって今にも死にそうな婆さまのお言葉には鎮座したい気持ちになったのでした。まあ、年寄りの言うことは聞くものです。何を言われようとほっときゃそのうち死んじゃうから・・・。ワタクシの毒舌も暖かい目で観てやってください。ほっときゃそのうち死にます。



    8

    2010/05/24 17:13

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  • きゃる>
    >新田さんは劇団ではベテランなのですね。佐土原さんのほうがうんと年上かと思っていました。

    佐土原は禿げてるからお年にみえますが、実際は20代かも?笑

    2010/05/27 11:52

    みささま

    新田さんは劇団ではベテランなのですね。佐土原さんのほうがうんと年上かと思っていました。新田さんの役どころが若いので、てっきりすごくお若いかたなのかと思っていましたので。
    これは大変失礼いたしました。

    いろいろ教えていただき、ありがとうございました。(↑ 新田さんの年のことだけじゃなくて、です
    笑)

    2010/05/26 21:20

    きゃる>
    >でも、あんな若い人が「お前」を連発するかなーって。佐土原氏への言葉遣いがタメ口で。うーん、謎です。ふだんの新田氏を知らないので、活字だけは一概に判断できないですが、座談会のしゃべりかたは、確かにそうなってました。だから、劇団では新田氏のほうが先輩なのかな、と思いました。


    いあ、新田は決して若くはないですよ。年齢は明らかに佐土原の方が下だと思います。しかし演技は新田の方が下手だと思います。役になりきってないし、素が時々出ちゃってるし・・。笑
    で、以前、新田にお会いした時に「ZIPANGU に入られたのはここ数年ですか?」って聞いたのです。したら、「いえ、もう長いこと居ます。」って。
    ワタクシ、ものすっごくびっくりしました。(・・;)
    開いた口が塞がらないとはあんな状況を言います。役者になってまだ浅いのか?と思わせる演技でしたので・・。


    >だから、新田氏がああいうチンピラみたいな役でふだんはおとなしかったと仮定しての話ですよ。


    それでも本当の新田はチンピラみたいなタメ口をきくということですよね?笑


    >藤山寛美とは比較しないまでも、俳優たちの劇団での役どころが決まってるという点でね、形状的には松竹新喜劇とも似てるかな、と。


    きゃるさんの貴重なご意見は今後、劇団も考えるところでしょう。

    こういった劇団にはありがちなことですが、劇団自体が古くから存続していて、専属の俳優がそこから離れない。たぶん、ZIPANGU という劇団は役者にとって居心地のいい劇団なのだと思います。時を経て劇団が家族みたいなナリを呈して役者が甘やかされてるのだと思います。役者と言う商売は甘やかされれば奈落の底まで低下する弱い人間です。急坂を上るよりは下る方がはるかに楽なのですから。
    ともすれば、そんなテイタラクな役者にカツを入れて成長させるのが観客なわけですが、たぶん今まで、この劇団にカツを入れる観客も少なかったのではないか、と察します。要するに観客も劇団と一緒に芝居を見続け連れ添って来たのだと思います。

    ところが、こりっちのユーザーは殆どプロ以上の観劇数を誇っています。他の演劇サイトでもここのユーザーほどの観劇人が居るサイトを見たことがありません。既にそんじょそこらの観劇者ではないのですから、それなりの目を持っている訳です。照明、音楽、舞台演出、キャストらの演技力、構成、脚本・・・。それらを厳しい目でチェックし、シビアな感想を書かれるということは、きっと劇団にとっては辛いことでしょうけれど、逆にワタクシ達観劇者はどーでもいい劇団に対して、長々と感想は書きません。また、ワタクシ達も、ただ詰るだけではなく、ここをこうしてこうしたら?という意見は書くべきですし、それを素直に受けて今後に生かせるかどうかは劇団次第ということになりますね。


    2010/05/26 06:39

    みささま

    >うっわーww、新田は普段エバッテルんでしょか?佐土原のほうがどちらかというとマスクからしてエバッテルのかと思ってました。粗野な男は嫌ですねー。。

    私も読んでて違和感があったのですよ。逆ならわかるけど(笑) 。去年の座談集のときもこうだったかしらん。手元にいま、ないから覚えてないけど。
    佐土原氏は座談会では無邪気な印象で、終始、誰に対しても、デスマス調の丁寧語なんです。最初、誤植なのかとも思ったけど、話の内容からどうもそうではなく、佐土原氏がまじめな質問をして新田氏に「バカ!」と怒られ、「佐土原は人の話を聞いてるときのほうが面白いよね」と作家の今石氏に言われてるから、内容は合ってるんだな、と。でも、あんな若い人が「お前」を連発するかなーって。佐土原氏への言葉遣いがタメ口で。うーん、謎です。ふだんの新田氏を知らないので、活字だけは一概に判断できないですが、座談会のしゃべりかたは、確かにそうなってました。だから、劇団では新田氏のほうが先輩なのかな、と思いました。



    >いあいあ、ワタクシは素敵には思えません。キツイ役やってた子がすごくソフトだったり、おバカな子が理知的だったりしたら、そりゃあもう、舐めちゃいたい位にシッポ振って飛びついちゃいますが、紳士役が実は暴力団みたいな輩だったら、頂けない。基本的に直情的な輩は苦手です。

    あ、もちろん、そうですよ(笑)。素敵というのは、あくまで良いほうでのギャップ。だから、新田氏がああいうチンピラみたいな役でふだんはおとなしかったと仮定しての話ですよ。
    自分も小さいころ、東映時代劇の悪役俳優の人が近所で車を一時停止して、「お嬢ちゃん、お先にどうぞ。気をつけて行ってね」と道を譲ってくれたとき、嬉しかったもん。

    >きゃっ。素で照れるって可愛いっすね。禿げで照れ屋で顔がずれてて可愛いっす。

    あはは・・・。でもお芝居はちゃんとやってもらわないと困りますねぇ。

    藤山寛美とは比較しないまでも、俳優たちの劇団での役どころが決まってるという点でね、形状的には松竹新喜劇とも似てるかな、と。

    2010/05/25 20:47

    >新田氏はこの座談会の中では終始、タメ口であの兄ちゃんそのままという感じ。佐土原氏に対し、「んなワケねえだろ!」「お前はもう黙ってろ!」「お前そこから離れろ!」って反論してます。別にほかの人も役のイメージではしゃべってなくてふつうの感じなので、新田氏だけが演じてるふうにも思えず、「もしかして、劇団の中で一番エライの???」って思っちゃった(笑)。


    うっわーww、新田は普段エバッテルんでしょか?佐土原のほうがどちらかというとマスクからしてエバッテルのかと思ってました。粗野な男は嫌ですねー。。


    >ギャップがあるほど、安心してステキに思えちゃう。


    いあいあ、ワタクシは素敵には思えません。キツイ役やってた子がすごくソフトだったり、おバカな子が理知的だったりしたら、そりゃあもう、舐めちゃいたい位にシッポ振って飛びついちゃいますが、紳士役が実は暴力団みたいな輩だったら、頂けない。基本的に直情的な輩は苦手です。


    >「最後尾の端っこ」っていうの、いいですね。カワユイ。最前列に足ドバーッと広げて座ってないところが(笑)。


    いあいあ、先ほどのきゃるさんの情報を聞いて急に可愛げがないな。って思いました。
    まあ、それなりのお年頃のおっさんに可愛いも何もあったもんじゃないですが。がっかりですわ。


    >脚本上、ああいう役だから、台詞に「トゥーリオ選手へのうんちく」が多いのが残念に思えました。もちろん、ご本人の責任じゃないけど、新田さんのほかの台詞を聞きたかったというか。


    ワタクシ、そのトゥーリオ選手ってまったく知らなかった。ってか、サッカー自体あまり知らないのです。


    >彼が顔を動かして笑わす「間」がずれまくってたのが気になりました。はずすと素で照れちゃってて、ああいう大人のひとだと、観てるほうがいたたまれなくなります。


    きゃっ。素で照れるって可愛いっすね。禿げで照れ屋で顔がずれてて可愛いっす。


    >各自個性は強烈にあるけど、技量の点で不満なんですね。野暮で僭越な意見だとは重々承知してますが、長年よいお手本を数見てきてるのでどうしても比べてしまうのです。


    まあ、藤山寛美と比較されたら可愛そうでしょう?
    山に例えるならあっちは富士、こっちは猿山です。
    正直に申し上げて、ZIPANGUはエテコーみたいなサル集団ですが、サルがサル芝居をして、観客もそれに劣らずサル軍団なら、なんら変わりはありません。笑

    2010/05/25 18:46

    みささま

    >ワタクシはその記事を配布されてないのですよ。

    ありゃ、そうですか。配布というより、フライヤーの束と一緒に織り込まれてました。「ぬーぼーたっく通信」(編集発行人:滝沢久美)。前回の「アワード」のときも付いてたから、公演のたびに刷ってるんだと思いますが。
    新田氏はこの座談会の中では終始、タメ口であの兄ちゃんそのままという感じ。佐土原氏に対し、「んなワケねえだろ!」「お前はもう黙ってろ!」「お前そこから離れろ!」って反論してます。
    別にほかの人も役のイメージではしゃべってなくてふつうの感じなので、新田氏だけが演じてるふうにも思えず、「もしかして、劇団の中で一番エライの???」って思っちゃった(笑)。


    >ですから、新田がそんな若年寄にタメ口きいてたなんて信じられませんが、たまに他の劇場でお見受けしますと、それはそれは借りてきた猫のようにオトナシクて寡黙ですね。ワタクシは舞台の上の新田しか存じ上げませんが、こちらとしては、コメディの新田と勘違いしていますから、気軽に話しかけますと目が泳いだようになって明らかにビビってました。笑
    彼はお席も最後尾の端っこに座って邪魔にならないようにして観ていました。笑
    また、どこかでお見受けしたら、ずんずん話しかけます。


    役とのギャップがある人ってわりといますよね。というか、まぁ、俳優である以上、ギャップがあるのが当たり前だとは思いますが(笑)、ギャップがあるほど、安心してステキに思えちゃう。キツイ役やってた子がすごくソフトだったり、おバカな子が理知的だったりすると、ね(私は単純ですから。自分の場合、主に女子)。先日、舞台以外での以前からの個人的な知り合いがたまたま出演していた芝居で、ある俳優さんについて「ふだんはどんな感じの人?」と聞いてみたら、「あの役のまんまの人。ふだんもあんな感じで気の置けない人ですよ」と聞いて、逆にガッカリしました(笑)。
    最近は白石加代子さんもトーク番組で普通にしゃべるようになりましたけど、昔、初めてTVに出たとき、か細い声でずっとうつ向いて「はい」とか「いいえ」とか、ふたこと、みことしかしゃべらなかったので、「へぇー」と思いました。シャイな俳優さんは多いですね。

    「最後尾の端っこ」っていうの、いいですね。カワユイ。最前列に足ドバーッと広げて座ってないところが(笑)。

    >婆さまもそのお言葉を聞くと死んでも死に切れるでしょうて。☆一個くらいは暴力団というよりもビーバップハイスクールのやんちゃな高校生がいきがってるような新田にあげてくださいませ。笑

    あの芝居の新田さんの役、嫌いじゃないし、演技はよかったと思うんですが、脚本上、ああいう役だから、台詞に「トゥーリオ選手へのうんちく」が多いのが残念に思えました。もちろん、ご本人の責任じゃないけど、新田さんのほかの台詞を聞きたかったというか。
     今回の佐土原さんの役は前回より出番が多くて、面白かったです。ただ、私の観た回は、彼が顔を動かして笑わす「間」がずれまくってたのが気になりました。はずすと素で照れちゃってて、ああいう大人のひとだと、観てるほうがいたたまれなくなります。

     この劇団は藤山寛美がいたころの往年の松竹新喜劇同様、各役者の役どころが決まってて、脚本がどうあれ、それを楽しんで観れるかどうかなんでしょうね。私は、藤山寛美の新喜劇は好きでしたが、当時も脚本についてはマンネリだという批判がすごく出てました。でも、それを超えて余人をもってかえがたい名優が揃ってた劇団なので、面白く観られたのですが。この劇団の場合、そこまで惚れ込めないのが正直な気持ちです。各自個性は強烈にあるけど、技量の点で不満なんですね。野暮で僭越な意見だとは重々承知してますが、長年よいお手本を数見てきてるのでどうしても比べてしまうのです。

    いや、それにしても、この、みささまのレビューはすごく参考になり、ありがたかったです。自分とこの劇団との位置関係を教えてもらえた気がするからです。

    2010/05/25 15:41

    きゃる>
    ゆるみのキャラは毎回、汚れ役です。笑
    佐土原は結構なお年頃なのではないでしょうか?禿げ具合で確認するほかないけれど・・。
    キム木村はアチションで客演された時にいい仕事っプリだったので、それからは隠れファンでもあります。笑

    >配布された座談会記事読むと、新田氏にタメ口でコケにされてて、それは劇団では後輩だから?それとも、実年齢は若いから?うーん、わかんない(笑)。

    ワタクシはその記事を配布されてないのですよ。ですから、新田がそんな若年寄にタメ口きいてたなんて信じられませんが、たまに他の劇場でお見受けしますと、それはそれは借りてきた猫のようにオトナシクて寡黙ですね。ワタクシは舞台の上の新田しか存じ上げませんが、こちらとしては、コメディの新田と勘違いしていますから、気軽に話しかけますと目が泳いだようになって明らかにビビってました。笑
    彼はお席も最後尾の端っこに座って邪魔にならないようにして観ていました。笑
    また、どこかでお見受けしたら、ずんずん話しかけます。

    >私の星はすべてこの婆様に捧げたようなものです。

    婆さまもそのお言葉を聞くと死んでも死に切れるでしょうて。☆一個くらいは暴力団というよりもビーバップハイスクールのやんちゃな高校生がいきがってるような新田にあげてくださいませ。笑

    2010/05/25 00:54

    みささま

    >宮本ゆるみに至っては旅館の元女将というよりも、「姐さん」に見えちゃうものだから、これらは既に「妖怪の宴」とか「動物ランドの宴」そのもので、腐れ外道が集まっためくるめく大人世界。大人による大人の為の大人の遊びが繰り広げられてるような体をしている。しかしその心は幼稚。笑

    ゆるみさんは確かに極妻風でしたね。「妖怪の宴」とか「動物ランドの宴」ねぇ。なるほど言いえて妙ですね(笑)。佐土原さんって何か年齢不詳。配布された座談会記事読むと、新田氏にタメ口でコケにされてて、それは劇団では後輩だから?それとも、実年齢は若いから?うーん、わかんない(笑)。

    >力の入れどころを激しく間違ってる芝居だったが、「欲しいもの」はやっぱり「欲しい」のであって今にも死にそうな婆さまのお言葉には鎮座したい気持ちになったのでした。まあ、年寄りの言うことは聞くものです。

    「欲しいもの」はやっぱり「欲しい」のであって・・・・。その通りかもしれませんねぇ。婆さまの台詞はなるほどなぁ、と思って静聴してました。ああいうおとしどころがないと救われない気がした。いや、失礼、だって本当にそう思えたから(笑)。私の星はすべてこの婆様に捧げたようなものです。

    2010/05/24 19:09

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