実演鑑賞
満足度★★★★
ザ・エンターテイメントといった公演。
タイムスリップものであるが、時代を遡行するのではなく、昭和から令和の時代へ というのが肝。公演の魅力はアップテンポで展開し、心地良く観せているところ。勿論 音楽業界の流行変遷、時代感覚や広報(情報)戦略の違いなど、<時>を意識した描きになっている。そしてロビーには劇中で歌った曲の架空?の売り出しポスターを貼るなど、至る所に楽しませる工夫が…。
懐かしき昭和歌謡番組「ザ・ベストテン」を意識した設定の「原色歌謡曲図鑑」、時代を越えての音楽愛に溢れたドラマ。シンプルな舞台美術だが、何となく華やかに見える不思議な光景、ひと時の夢を観(魅)せてもらったような感覚である。
(上演時間1時間50分 途中休憩なし)