令和5年の廃刀令 公演情報 Aga-risk Entertainment「令和5年の廃刀令」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    会場を立体的に使った卒業式や、お客さんで周りを囲んだ会議など、常に臨場感満載の舞台を見せてくれるアガリスクエンターテイメントさんの新作。今回は観客に投票させるお客さん参加型のタウンミーティング。実際に参加している(てい)なので、当然時間の流れも客席と同じ、ワンシチュエーションコメディであることすら意識しない空気感のなか、アガリスク独特の屁理屈が飛び回る。恐らくあてがきで書かれたあろう各役者さんの個性をそのまま固めたようなキャラは曲者だらけ。生き様を感じさせるセリフがボソっと出ると、人間の厚みが見えて全体に深みが増す。
    刀の携帯を規制する条例を話し合うという、ifの設定だが、最後の投票で本気で悩んでしまうほど違和感のない内容になっていた。なんならエピローグのその先の世界まで覗きたくなる、そんな作品でした。

    ネタバレBOX

    実は主演だった前田さんの演技がとにかく素晴らしかった。観た方なら分かると思うが、最初、榎並さんが過去の事件に触れた発言をしたあたりからの視線の泳ぎ、途中何度も思い出して苦しんでいる表現が生々しく、ラスト、昂って標準語から徐々に関西弁になっていくところは、観ているこちらも涙が止まらなくなるほど感情を揺さぶられた。
    演者さんは大変だと思いますが、投票結果によって内容が変わるエピローグも斬新でしたね。
    結局賛成バージョンしか観れなかったんですが、あの、ちょっと物悲しい、お祭りの後のように切ないエピローグのやり取りにアガリスクを感じました。
    観れなかった反対バージョンは配信があるようなので、そちらで拝見します。

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    2023/05/02 00:46

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