実演鑑賞
満足度★★★★★
壱劇屋の久しぶりの新作、先が分からないストーリーのワクワク感を久しぶりに味わえました。観劇前はパラデュールを目指して、可愛らしい用心棒さんを従えて道中いろんな敵と戦いながら、パラデュールの謎を解決していくような話なのかな、西遊記みたいに途中で妖怪とか出てくるのかなと思ってたけど、全然違いました(笑)
前半はほんわかしてたけど、後半は同じ話なのかと思うぐらいにシリアスな展開で、頭をフル回転してガストンさんと一緒に考察してたけど、それがすごく楽しかった。ほんとにしっかり理解出来たのは3回目ぐらいからでしたが・・・
殺陣でいうと、ピストルと刀を持った竹村さんが恐ろしく強かったのと、最後の最後スーツ姿で戦ったガストン様の剣技と身体能力抜群のジョスの殺陣がかっこよかったですね。すごく早いけど、徒に早く動くだけじゃなくて、しっかりと動きを見せて必要な情報を伝えながらの竹村さんらしい見事な殺陣でしたね。
ブランとフィルの演技、憧れの人だったのがお母さんで、しかもお亡くなりになったのに動いているという、あまりにも複雑すぎる状況でどんな感情で見ていいのか分からなくなってしまうほどだったけど(笑)、お二人の迫真の演技に引き込まれちゃいましたね。
今回は台詞ありだったけど、個人的にはどちらでもいいですね。90分ぐらいで殺陣をガッツリ見せてくれるならワードレスがいいし、2時間前後ぐらいでストーリの考察なんかあるのなら今回のようなセリフありもいいかと。
次の「ピカルーン」も楽しみにしてます。