実演鑑賞
#背に描いたシアワセ
#やみ・あがりシアター
#安藤安按 #五十里直子
#内野智 #加藤睦望
#河原邦恵 #小切裕太
#谷川清夏 #吉成豊(敬称略)
E初回。
この劇団の作品は幾つも拝見している。ココの魅力はドライブ感だと思う。そしてそれは上演を重ねる毎に増している気がする。
そして、そのエンジンを担う加藤睦望さんも、チャーミングさを増している。
今作は初演が90分だったモノを60分にブラッシュアップさせての上演とのこと。2/3の長さになったそれは、もうリメイクでもなく新作レベルではなかろうか。
ドライブ感が増したのかもしれないけれど、なんだか一足飛ばしで駆けているようなソレは、凝縮されたというよりは、味を薄めてしまったように感じた。そんな、跨いでいかれた部分について考えているうちにボーッとしてしまい、終盤の、恐らく重要ではないかと思われるタイミングを聴き逃した。
『あれっ、いま何か重要なコトを言ったかな⁉︎』という大失態で作品から振り落とされてしまった。こうなるともう理解しようとするモチベーションを上げるのは困難。
救いは、今回も谷川清夏さんのあのフワッとした柔らかさでありながら訳アリな空気を纏う存在感を味わえたこと。好きだなぁ。