満足度★★★
羊頭狗肉の面白さこじつければ共通点も見出せないこともないけれど、はっきり言って鶴屋南北の「東海道四谷怪談」とはほとんど関係ない内容です(笑)。ハナから南北の世界を現代口語で見せようと思って作った芝居とは思えなかったけど、笑えたので、まぁ、いいかという感じです。面白いけど、正直、タイトルについての肩透かし感はいかんともしがたく、「古典を現代口語演劇で」という仕掛けをうたう必要があったのか、疑問です。「四谷怪談」とするのには違和感があります。ただ、トリビア的には面白い共通点をみつけたので、古典に興味のあるかたはネタバレをお読みください。
ネタバレBOX
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2010/04/19 21:38
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2010/04/20 05:42
2010/04/20 00:23
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コメントありがとうございました。
そうですね。「東海道四谷怪談」の話を知らなくても芝居としては楽しめると思うのですが、こちらが当初想像したものとは違っていました。ゆるゆるの脱力感というか(笑)。「別物」と思って観たほうがよいかと。いちおう「四谷怪談」の筋がバックに字幕で出るのですが、あまりにかけ離れていて、本編を知ってる者には「うーん、あまり関係ないような・・・」って肩すかし感が強くて(笑)。、本編を知らない人には、なぜこれが古典の「お岩さんの話」なのかわかりにくいと思いますね。岩井さんもアフタートークで認めておられましたが。
これから観るかたのためにあえてストーリーを書かなかったのですが、書いてしまうと元も子もなくなってしまうので(笑)。
岩井さんはヨーロッパ企画の「曲がれ!スプーン」の映画版・細男の文句つけようのない演技に魅せられたのですが、ハイバイの芝居も観てみたいと思っています。