点と線のオブリビオン 公演情報 9-States「点と線のオブリビオン」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    酒蔵が舞台で
    純米辛口の古風な酒を軸に
    頑固な杜氏と手伝い
    酒の特集書きたい記者と
    近所の居酒屋大将と
    家を出た長男・・の織りなす群像劇かなー

    セットが丁寧に作られていて
    カウンター上の欄間にあたるとこが
    酒瓶上下にしたモチーフになってたり
    酒瓶のラベルが拘っていたりと
    なかなか細かいとこまで気を配ってるなぁーと感じました
    セット左右の天井付近からモニターが下がっていて
    これにナレーションとかが幕間に流れて
    舞台上の展開に目がいかないようにする演出は
    相変わらずで上手だなーって思った
    約2時間の作品 全席自由

    ネタバレBOX

    プロローグは
    記憶を無くす前の杜氏見習というか
    酒造り手伝いの「りん」という女性が
    亡くなったらしい自分の姉との会話です

    その「りん」を中心に
    辛口な日本酒作りに拘る杜氏と
    意見を違えて家を飛び出した長男が
    紆余曲折を経て家に戻り
    きっかけを作った「りん」の桃酵母の酒
    とりまく人間模様
    記憶を無くす前の「りん」は
    植物状態になった姉の治療費を稼ぐために
    アダチという男の口車にのって悪事の片棒を担がされていたが
    姉が亡くなり裏稼業から抜けようとすると
    スペアがいるからと企業の情報漏えいを完遂させ
    スペア共々事故として処理されたはずが
    記憶を失い「りん」として生きてゆくことができ
    暖かい人間関係で養女にまでしてもらうも
    酒蔵に表われたアダチを退ける為に
    記憶を戻した?が自らの罪の清算で酒蔵を去る「りん」

    エピローグでは
    昔の記憶はさっぱり無くなったらしい「りん」が
    無事に酒蔵で酒造りが出来るようになり
    「輪」というラベルが貼られた酒が
    売り出されようとするとこで終演です

    人と人とをつないでくれるようにと
    酒を作ろうとした「りん」の日本酒
    「わ」と読むのか素直に「りん」と読むのかは
    観客の皆さまの思う通りにと余韻をもたせていました

    それにつけても
    頑固頑固と登場が
    満を持しての顔見せ杜氏さん
    ライオンパーマや!と
    ひとり受けました(^-^)
    まぁ よくお似合いで~♪
    らしさがGood!でしたな杜氏さま

    居酒屋よっちゃんやら
    キテレツ杜氏や
    悪の雰囲気マックスのアダチ氏とか
    個性が粒ぞろいでインパクト強い登場人物達でしたわねー
    思わず星がフルになったわぃ


    0

    2023/02/25 23:50

    1

    0

このページのQRコードです。

拡大