実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2023/02/19 (日) 11:00
前から知っているが実は初見のユニット。青函連絡船を扱うシリーズの4作目。(2分押し)82分。
初代の青函連絡船である比羅夫丸と田村丸のあれこれを、「蛍の光」の源極であるタイトル曲と絡めて展開する。船を疑人化して歴史を追っているが、そのことで分かりやすくなることもあるが、捨てられてしまうものありそうな気がした。「蛍の光」の3・4番の歌詞が歌われるところを久々に聞いたが、やはり戦争の臭いがするよね。イギリス製の比羅夫丸がスコットランド古謡の同曲の日本語詞を聞いているときの表情は見事。ただし、比羅夫と田村を「英雄の名前」と言っていることに大きな違和感を覚えた。
客入れから会場にいた作・演出の畑澤聖悟が、芝居が始まる前に5分ほど青函連絡船の歴史を語るが、これは必要なことだし、上演時間にはこれが含まれているように思う(上の表記もそうした)。