ブロウクン・コンソート 公演情報 パラドックス定数「ブロウクン・コンソート」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    聞きしに勝る!
    初の「パラドックス定数 」観劇。倉庫での公演ということと、物語の内容が絶妙にリンクしていてリアル感、溢れる舞台。役者らの演技力に心底脱帽した芝居だった。素晴らしい舞台に大満足!

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    拳銃工場の経営者・宗谷陽彰は知能障害の兄・佳朗をかかえ工場を切り盛りするが、この工場はヤクザの銃仕入れ工場となっていた。これを仕切っていたのが智北。しかし、智北は13年もの間入獄し、その間、弟分の抜海が刑事・成島にワイロを渡しながらこの工場を守ってきたが、兄貴分の智北が勤めを終わり晴れてシャバに戻ってきた事から、これまでの状況がかわってしまう。

    兄貴分の縄張りのこの工場を自分の物にしようとした抜海の野心と、ヤクザと癒着していた刑事らの言動。障害者だが銃製造に関しては弟より腕の良い兄・佳朗の言動、そして殺し屋と自称する永山の関係が絶妙で面白いほど。

    刑事らの手柄やヤクザの兄弟分としてのせめぎ合い、銃製造に関わる宗谷兄弟の関係などが浮き彫りにされ、序盤から終盤までドキドキ・ワクワクの連続でした。まるでドラマを観てるよう。そうしてものすっごく驚いたのは各キャストらの演技力だった。ホント、素晴らしい!当日券で入ったのだけれど、まったくもって3000円以上の演技力に満足な芝居でした。

    それにしても・・・倉庫で響くメトロノームのリズムと倉庫の出口のシャッター開閉の音は物語に上手く溶け込んで演出としてはサイコーだった。智北が本物のヤクザのようで、あのナリで工場から出たり入ったりするのだけれど・・・、近隣住民は怪しい。と思わないのだろうか?どうみたってヤヴァそうな智北だった・・・。(苦笑!)


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    2010/03/22 12:00

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  • KAE>
    はい。好みの作品でした。実は「東京裁判」は見逃しております。評判を確認した時には大抵、スケジュールが詰まっていて時遅し。という事が多いのです。
    で、今回は一本分だけ空けておきました。結果、観られて嬉しかったです。本当に素晴らしい舞台でした。

    >会場の雰囲気も、計算の内なんですね。

    ええ、ワタクシもそう感じました。あのリアル感、大絶賛でした。
    今年は芝居に恵まれておりまして・・・、既に星5つ付けた芝居が数多くありますが、その中でも今のところ、たぶんトップレベルです。劇団に感謝です。

    2010/03/23 11:36

    みささん、パラドックス定数、本当にスゴイですよね?
    ここでの評判で「東京裁判」を観に行き、もう愕然としました。
    会場の雰囲気も、計算の内なんですね。
    今回、観に行けないので、詳細なるレポ、少しでも想像しながら、拝読させて頂きました。
    次回公演は、私も万難を排して観に行きたい、体感に行きたいと思います。

    2010/03/23 03:42

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