満足度★★★★
翻案物としてはよくできているが・・・
戦国大名の武田家の滅亡をシェイクスピアの「ハムレット」仕立てで描く2時間40分(休憩込み)。正直、長くて疲れた。両隣の若い女性は退屈した様子で爆睡していた(笑)。何の理由か開演時間が遅れたうえ、上演時間自体も多少延びたが、スター俳優を招聘した公演なのだから、開演準備はきちんとやってもらいたいものだ。無料の配役表は用意されておらず、1部1200円のプログラムを買うように仕向けているようだ。脇太平のユニット芝居のパンフというのはいつも同じ作りで読むところも少なく、配役表のために1200円も出費する気は起こらなかった。この公演のフライヤーも、あうるすぽっとに最近行っていないこともあり、よそではお目にかからず、主役級以外の出演俳優の情報がとれない。脇が主宰していた「ちょんまげ軍団」なる劇団が銀座博品館劇場に初めて進出した際は、無料の配役表も配布されたのだが、回を重ね、有料になってからも数百円程度だった。現在はさらに出世したので配布しないのだろうか?世田谷パブリックシアターなどは有名俳優の出る公演でも配布しているが?最近は知らないが、以前、劇団新感線が新橋演舞場に出た際も、販売している豪華パンフとは別に無料の配役表も配布された。
無料の配役表については、ほかのかたも別の件で苦言を呈されていたことがあったが、昔からそういう慣例のない東宝系の大劇場は別としても、本公演は有名劇団とは言えない大衆演劇系の小規模公演であるのだから配慮がほしいところだ。