サーカスがはじまらない 公演情報 プテラノドン「サーカスがはじまらない」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2023/01/21 (土)

    価格3,000円

    21日19時開演回(110分)を拝見。

    毛色の異なる7本の短編集は、目先が変わって、それぞれに楽しめた。
    中でも、個人的には2本目の「初恋の人」で、太田知咲さん演じる中堅女優の表情が、初恋の人と出逢ってから、どんどん輝いていくさまが大変印象に残った。

    ネタバレBOX

    「サーカスがはじまらない」作:​菅沼岳
    ~​太田知咲、菅沼岳、平体まひろの3人による導入編

    「横濱短編ホテル」第四話「初恋の人」作:マキノノゾミ
    ~​太田知咲さんの女優と、佐藤達さんの農業高校の教師…かっての同級生2人の偶然の再会から、失意のどん底にあった女優の表情が徐々に前向きに変わっていくさまが実に尊く感じられた。

    「永久機関」作:​菅沼岳
    ~​菅沼岳、​海部剛史のお二人による「それ、ある・あるぅ!」と頷きたくなるほど楽しいループ寸劇。

    「葉桜」作:岸田國士
    ~​娘・平体まひろ、母・かんのひとみによる、いかにも岸田國士モノらしい上質な短編。ただ「永久機関」の爆笑の直後には繊細過ぎる作風かなぁと。「初恋の人」の次に上演した方が良かったのではないか?とは個人的感想。

    「あの人は今」作:​菅沼岳
    ~せっかく個人スーパーの店長に収まっていた海部剛史の残り火を、炎上させてしまった菅沼岳の罪づくりな登場が笑える。あと、太田知咲や平体まひろの店長への陰口にもニヤリ。

    「片隅にて待つ」原案:テネシー・ウィリアムス「しらみとり夫人」、脚色:平体まひろ
    ~太田知咲、菅沼岳、平体まひろのお三方、テネシー・ウィリアムスの戯曲の翻案で、一番ノビノビと演じていたみたい。

    「多分、きっと、今日も」作:​菅沼岳
    ~同級生モノで「初恋の人」と被る気はするも、個人的には好み。かっての教え子である太田知咲、佐藤達への副校長・かんのひとみの眼差しが温かい。

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    2023/01/22 03:13

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