満足度★★★★
しっかりとした会話で物語を紡いでいくこの話は初めて観たが、他の劇団でも演じられるのがよくわかった。役ごとに見せ場があり、会話劇として面白く、演出方法によっては、もっと緊迫させることも、火花を散らすことも可能だからだ。役者も演出家も腕の見せ所があるということだ。今回の舞台は、じっくりと会話を見せてくれた。ホントにうまいよなぁ
ネタバレBOX
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2010/03/15 06:22
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2010/03/16 04:33
2010/03/15 14:50
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コメントありがとうございます。
>彼らの現況の気持ちには共感出来ても、月に行きたいとは思わない(魅力が分からない)自分にはそこが伝わらなかった。
私は、「月」というキーワードは、ほとんど物語には関係ないと思っています。
「ここじゃないどこかに行きたい」「そこに行けばもっと良くなる」なんていう気持ちが彼らにあったのではないのかということでの、「月」という目標だったのではないのかと思ったのです。
ですから、その部分では共感できるところもあったのです。
つまり、私は、「彼らがなぜ月に行きたいのかを明確に示してほしい」と思ったのは、「目的地がなぜ月なのか」ということではなく、「なぜ、今と違う、どこか別の場所に行きたいのか」という点についての本音があったのではないかと思い、それを明確してほしかったということなんです。
また、事故に対する恐怖については、舞台の上でも語られていましたので、それは皆さんクリアしたのだと思いました。
親が死んで、月を恨むのではなく、逆に行ってみたいと思うのは、その人と親との関係を表しているんだろうなあと思いました。
親に対するリスペクトみたいなものが根底にあるお子さんなんでしょうね、きっと。
ちなみに、SHINOさんは「観てきた」をお書きになってないのでしょうか?