満足度★★★
またまた観て思った。
ディズニーミュージカルは、演出もオリジナル通りに上演することを求めているそうだが、これは違和感を禁じ得ない。ヌビアの民がゴスペル調に歌いあげるシーン、オリジナルキャストでは違和感ない配役がされ、ここでの歌唱がゴスペル調に歌い上げられることがヌビアとエジプトの対立の中で苦しむ人々を際だたせる効果を上げるのであろうが、が日本版でこれを日本人(アジア系)俳優たちに熱唱されても、ドンドン気持ちが引いていくのだ。やはり、ここは異なる演出方法が必要ではないのかなあ。 あと若い俳優たちの四季メソッドにもとづく発声、聞いていて非常に違和感がある。中堅ベテランはそんなことを感じないのだが、アレは気になりすぎる。
阿久津雄一郎は現在もっとも歌えるミュージカル俳優であろう。