荒人神 -Arabitokami- 公演情報 壱劇屋「荒人神 -Arabitokami-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    完全初見で5ヶ月一緒に完走しました。四神楽がどう回収されるのか、予想では白ちゃんの不思議な力で四神楽の主人公の力を荒に宿らせて戦うのかなー?とか思ってたんだけど…ぜんっぜん違った。そっかー、そっちかー、だから竹村さんは全作に参加して、全ての主人公と関わりを持ち続けてきたのかー…やられたぁ…こんなの予想できないよー。荒の少しぶっきらぼうな、それでいて元に向ける優しさや笑顔、指導する様子、時々のぞく軽薄な感じ、戦ってる時の好戦的な笑み、いろんなところに四神楽の面影を感じて、胸がいっぱいになりました。5ヶ月一緒に駆け抜けられて良かった。映像に残らないから毎月行けるだけ行って、五彩にまみれた5ヶ月だった。8月に戻りたい。履修した状態で改めて最初から見直したい。

    ネタバレBOX

    白い主人公ズが登場したのを初日に観た瞬間、出るって聞いてない人もいて、思わず口を手で覆いました(隣のお姉さんとシンクロした(笑))それぞれの作品で竹村さんが使用した武器を元が持って、その隣に四神楽の主人公が立つ。あの時のように、もしくは、あの時できなかったことを。荒に四神楽の竹村さんを感じるように、元にも四神楽の面影を感じた。主人公ズが荒に向ける表情や目、拳からもそれぞれの背負う物語を強く感じて、息が出来なくなるくらい胸がいっぱいになった。感動で殺されるかと思った。盲人が刺される直前、心踏音と同じ構図で笑いかけるのと、ミラの頭ぽんぽんはヤバい。コウが泣きそうな顔で荒をぶん殴った時に「弟子を泣かしてんじゃねーよバカ師匠!」って頭の中に聞こえてきて、ワードレス最高だなって思った。墨絵に描かれるのは荒だとばっかり思ってたから元の絵がバサァ!ってなった時、ビックリした。ビックリしたけど、納得もした。この物語の主人公は間違いなく元だったし、四神楽同様に荒はそういう魂の持ち主なんだなって。悪感情を否定しない、呑み込んで受け入れて、それもひっくるめて人間だから共に歩いていくっていう選択がとても不器用で、でも人間らしくて、良いなって思いました。一緒に歩いてくれる仲間がいるから大丈夫だ、俺はひとりじゃないって思えたんだなーってニコニコした。

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    2023/01/06 10:46

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