実演鑑賞
満足度★★★★★
構成の9割以上が殺陣という、恐るべき運動量の作品。
しかし、その中にもしっかりとしたストーリー性とテーマが存在し、観たあとに色々と思いを馳せる余白がありました。
顔無し、野武士、女頭領、狂人、そして名もなきアクションモブたち。
すべての登場人物が武器ごと、人ごとにバリエーション豊かな殺陣で魅せる総力戦は、人格の入れ替わりというギミックを丁寧に演出しながらも、物凄いスピード感と熱量で。
ひとりひとりの実力と、体力、そして積み上げられた日々の稽古によって生み出された、最大級のフェス。
心拍数を上げる選曲も最高!
岡村圭輔と、小林嵩平。
なにかと対になる二人の、それぞれの魅力の対比も鮮やか。
満を持してのキャスティングはエモさ全開で、何度観てもテンションの上がる濃密な時間を過ごすことができました。