実演鑑賞
満足度★★★★★
劇団員さんも仰っていましたが、コロナ禍が続く中このシリーズを無事完走するのはなかなか出来なかったことかと思います。8月の憫笑姫から追いかけてきて、無事に全公演楽しむことが出来て良かったです。
あらすじは今までのシリーズ作品と比べ抽象的な印象を受けましたが、それもそのはず。間違いなく「人の物語」でした。
五彩の神楽再演にあたり、初演にはなかった演出が加わっているということはTwitterや初演映像を観て解ったのですが、それぞれの作品で効果的かつ衝撃的な新演出が加わっていたのですね。映像が残らないのが残念です。
血飛沫の演出の巧みさは目を見張るものがあり、それも含めまるでマジックのような多種多様な人間CGが随所に散りばめられていて、何度見ても発見がある楽しい時間でした。
これだけの大きな企画が終演した直後に言って良いのか迷うところではありますが、もしまた観られる機会が出来たのであれば、その時は友人らに片っ端から憫笑姫の時点で「肩をグッ!と掴んで『来い!』」をやってしまうこと間違いないなと思います。