実演鑑賞
満足度★★★★★
五彩の神楽第五弾。
あんまりにも良すぎて、もう少し観ようかなって思ってた今年の他の観劇を全部取りやめました。
この余韻のままで年越しまでいたいと。
ここまで興奮させられたのは、やはり前4つの芝居を追ってきたってのが大きいとは思います。
4ヵ月連続で凄いもの、しかも芝居の色がそれぞれ違うものを見せられて、高まりに高まった期待を更に超えて見せられたんだから。
そんなわけで単体作品とての正確な評価は出来ないってのが本音ですが。
決して『荒人神』単体でも置いてきぼりにされるような作品では無いです。
光と闇。絶望と再生。英雄たちと闇の軍団の最終決戦。
でも描かれるのは、寄り添えるシンプルで大切にしたい気持ち。
言葉にすると陳腐になりそうだけど、圧倒的な身体表現、照明、音響。
ワードレスでセリフが無いからこそ、呼び覚まされる想像力。
それは確かに舞台上に”出現”するのです。