満足度★★★★
なぜか最近多い学生運動もの。黒木メイサ、徳重聡のパワー。
「飛龍伝」が2010年ヴァージョンとして甦った!
最近、学園紛争、学生運動を描く舞台が多い気がします。
これは団塊の世代が当時果たせなかったことに対する後悔か、
現代の若者に対する憤りの表われでしょうか。
演歌・ダンスを交え、時代を錯綜して描かれる、
つかさんの世界は「学生運動のエネルギー」を訴えながら、
今の要素を取り込んだうえで、東幹久のCMネタなどの
アドリブ的なパートまで交えてサービス満点。
この世界感と新橋演舞場の和風、演芸の雰囲気の相性もいいです。
しかし、何よりも21歳とは到底思えない黒木メイサの
凛として堂々とした演技に圧倒されます。
他にも石原軍団の若手エースだった徳重聡を
鍛え上げて、ただただまっすぐなパワーを最大限に
発散させてます。