明日の幸福論 公演情報 劇団HOBO「明日の幸福論」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    楽しく拝見しました
    太宰の「貧の意地」をモチーフにしたそうですが、私はその小説を知らないので、むしろ、落語にありそうな話だなと思いました。
    芸達者揃い踏みという感じで、安心して楽しめましたが、2時間はちょっぴり長かった気はしないでもありません。
    おかやまさんの演技大好き人間としては、初めにおかやまさんが役者さんとしても登場して下さり、嬉しく思いました。
    ラスト近くのクライマックス場面で、本間さんが、大事な台詞を言い間違え、その間違えた語句がキャストの壷にはまる言葉だったために、役者陣が受けてしまって、高橋由美子さんなんて、噴出しそうな寸前で、一瞬心配になりましたが、何とか持ち直し、芝居の雰囲気が壊れずに済んで、ほっとしました。
    カーテンコールで、あえてそのことに触れて、場の空気を和ませたおかやまさんの判断もさすがでした。
    また次回も観劇したい劇団です。

    ネタバレBOX

    台風のような強風の年末の出来事という設定のため、端の席で、何となく常に風が来て、寒くなりました。
    でも、強風はあまり筋立てに影響しなかったので、わざわざそんな設定にしなくても良かった気がします。
    それに、2時間はちょっと長い気がして、猫の行方不明のエピソードは割愛しても良かったのではないかと感じました。
    その方が、話の中身が濃くなった気もします。
    おかやまさんの酒屋さんの演技がやはり秀逸でした。「狭き門より入れ」で注目した有川さんがここでも素敵な演技をされていて、益々気になる役者さんになりました。
    高橋由美子さんの、先生の奥方役は、ハプニングがなければ、完璧一級品の役作りで、素敵な中堅女優さんになられたなあと感慨深い思いです。
    亡くなられた山岡久乃さんにご忠告を受けたアイドル女優さんが、こんなに素敵な成長をされたなんて、本当に感激ものです。

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    2010/02/25 22:23

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