『ダークダンス』 公演情報 尾米タケル之一座「『ダークダンス』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    英雄と怪人の人格が入れ替わる、二重人格という設定も含めて既視感がある。公演の面白いところは、二項対立というかある事柄の違いを際立たせたり、時間軸(20年間)を経ることによって意識や情況の変化を巧く紡いでいるところ。例えば善を表すボディネーションと悪を表すダークダンスの意識、その人格を入れ替えることで、人の潜在的な人格(表裏ある性格)が浮き彫りになる。さらに過去と現在を虚構と現実という観せ方で、人の思いの移ろいや社会という状況の変化も見えてくる。その立体的な構成が巧い。
    しかし、キャストの多くが複数役を担うことで、表面的なところで違和感を覚える。物語の構成を意識した配役になっているが、少し分かり難いところが勿体なかった。
    (上演時間2時間30分 途中休憩15分)追記予定

    0

    2022/12/14 12:45

    1

    0

このページのQRコードです。

拡大