実演鑑賞
満足度★★★★★
ファンタジーで現実を抉った傑作、華5つ☆。 デンマークにある人魚姫の像は余りにも有名だが、人魚に纏わる様々な伝説やファンタジーの類は、その幻想性が極めて魅力的でイメジャリ―な点、舞台でどう表現するか? 相当に難しいのではないか? そう案じていたのだが杞憂に終わった。今回は1回切のプレ公演として演じられた舞台だったが、本公演は2023.2月25日(土)13時30~21時15分及び26日(日)10時~18時30分にプレ公演と同じあうるすぽっとで上演される。1日券は前売り3000円、2日券は4000円で当日券は各々500円増しである、予約開始は2023年1月中旬からを予定しているとのことだ。
2022/12/15 09:30
2022/12/14 21:34
初めまして、ですね。少しでも励みになったなら自分としても嬉しい限りです。演出は、相当高い評価を与えられて良いかと思います。
脚本に世界を突き放して観る視座があることを、どのように観客に届けるかで迷った所が在るのではないかと愚考しますが、元々有名なお伽噺や伝承には非情にリアルな視点が在ったというのが事実のようです。ただある時から大人の教育的配慮が働き現在人口に膾炙しているような物語が喧伝されるようになった、ということでしょう。憂うべきは現在のように大した知識も深い思索も想像力も当たり前の探求心も知恵さえない無い頭の無いムカデのような人々が、単純化され不正確になった情報を「根拠」にSNSで何かを言うと一定の力を持つことですが、放っておけば良いこと。表現する我々は、本質追及を諦めず人として世の中に関与し続けることこそ先ずは肝要かと存じます。今後ともよろしくお願いします。
ハンダラ 拝