ゴージャスな雰囲気/めんどくさい人(千秋楽満員御礼で終了しました・感謝!御感想お待ちしています) 公演情報 MU「ゴージャスな雰囲気/めんどくさい人(千秋楽満員御礼で終了しました・感謝!御感想お待ちしています)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    Cバージョンを観た!
    ベースは愛だ!とにかく面白い。これだけ面白かったら他のバージョンはどうなんだろうと興味が沸いた。しかし、既に他の予定が入っており、もっと早く観ておけば・・・と悔やむ。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    『ゴージャスな雰囲気』

    女子高生が自殺するかもしれない、と知ったナルシスト達はなんとか女子高生を死なせまいと努力する。なんとか時間を繋げようとする場面での「足の臭い王様」の小ネタがナルシストらしくない風景。笑
    しかも、当ビルが火事になっても、全面ガラスから自分たちのナルシストぶりを、「ナルーナルーー!!」と発揮する場面はバカ丸出しだ。命がけでナルシストぶりをアピールするその先には彼らの死が近づいているが、死んでもナルシストっぷりっぷりは健在だ。笑
    そんなアホクサイナルシストらが他人を救おうとする精神の根底は愛だ。



    『めんどくさい人』
    『ゴージャスな雰囲気』よりも、こっちの方が好みだった作品。
    川添美和の意外性を発見!彼女はコメディのほうが似合う女優じゃないかと思ったほど物凄い爆発力だった。笑

    タイトルが真逆になったようなゴージャスな雰囲気を持った花恵は男を買う。恋愛なんてメンドクサイと言いながら淡々とセックスする。金があれば大抵のことは手に入る。しかし手に入らないもの。それは「本当の愛だ」と心底、花恵は思っていた。だから高校生の敦史からも勝からも愛を告白されたって信じない。信じられない。金持ち特有の人間が考える「金目当て」だと勘ぐるからだ。そして幸せの象徴「青い鳥」を生きたまま捕獲する事はままならないが、大枚をはたいて、死んでしまっている「青い鳥」を冷凍庫保存している。

    たぶんマダムは金はあるけれど、それほど幸せじゃないと考えてるようだ。マダムが幸せと感じる瞬間はどうやら「本当の愛」らしい。だから、敦史の愛を受け入れようとしたマダムは、「私にお金がなくなっても愛してくれるの?」とメンドクサイ女に成り下がる。つまり愛とはメンドクサイものなのだ。しかし、このメンドクサイ営みは崇高で楽しくて幸せなメンドクサイだ。時には疑心暗鬼になりながらも・・。だから、愛に囚われてメンドクサイ人間になったとしてもそんなメンドクサイ人たちがワタクシは好きだ。

    ここで登場するキャラクターの立ち上がりは全員が秀逸だった。身体を張っての二面由希のダイナマイトボディから発揮される魂は普通じゃないし、どいつもこいつも物凄いキャラだった。

    いちいちテーブルからベッドに変える瞬間の作業も面白いと思った。メンドクサイ作業なのに・・。笑


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    2010/02/14 12:18

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