実演鑑賞
満足度★★★★
男女の逆転や現代的なモチーフがうまく機能している。例えば、爆撃の音かと思ったらキーボードを叩く音だったのにはハッとさせられたし、お菓子や缶ビールという選択も上手かった。一方で、冒頭など役者同士の芝居のレベルが揃っていない点が気になった。話を聞いているという芝居で、自然な相づち、大袈裟な顔芸、からだの動きなどの統率がなく芝居の抽象度への意識みたいなものが薄くなってしまっている気がする。幕のぬるっとした(いつもの?)始まり方も悪くないが、今回は客の集中を妨げているのではないか。
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2022/12/07 22:17
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