ワンマン・ショー 公演情報 森崎事務所M&Oplays「ワンマン・ショー」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    重いお話に重さのないシーン
    不思議な感覚のお芝居でした。
    自らより発して自らに戻る仮想世界の表現は、本来深く重いものなのに、描かれるそれぞれのシーンには重さがあまり感じられません。
    まるでセロファンを重ねられるように積み重ねられていくシーン。

    本当に不可思議な感触をもったお芝居です。

    ネタバレBOX

    岸田戯曲賞がなぜに与えられたか、戯曲を立ち読みしただけではわからなかったのですが、実際に作品を見てよくわかりました。

    空想の世界にはいりこんでからの世界観がぞくっとくるほどリアルで嘘っぽいのです。描いているものはけっこう重そうなのに、シーンごとに重さがない・・・。違和感が最初あるのですが、次第にその感覚にならされ、はがきが描いた世界を一緒に見つめていることすら忘れてとりこまれてしまう・・・。

    倉持マジックといえばそれまでなのですが、重力間の歪みがどうしても忘れることができないほど強く心に残っています。

    傑作だと思います

    0

    2007/06/18 00:38

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大