実演鑑賞
満足度★★★★
公演(劇中 台詞)をリスペクトすると「覚えていない」と…。それだけ楽しめたということ。
物語は、異星から地球のライヴを見に来るまでのトラベルファンタジーといった内容で、妖精大図鑑らしいエキセントリックセンチメンタル公演であった。
当日パンフによると天の川銀河の一角にて前口上、そしてオープニングからエピローグ 観察者たち まで23のシーンで繋いでいるらしいが、観ている時にはそんなことは意識しない。何しろ観客をも巻き込んで実際のライヴ感覚を共有させるから、思わず楽しんでしまう。全体的にポップな感じであるが、多くのダンスシーンは一見クラシック・ダンスのように思えるが、足元を見れば床に足裏をしっかりつけて力強い。
「ASAKUSA THUNDER GATE」へ向けての搭乗アナウンス、会場自体が宇宙船で観客も旅行客の一員である、そんな錯覚を覚える。スクリーン映像で旅行(観光)案内を分かり易く見せる。そして楽しんでもらえるよう、心を込めて急発進すると…。カラフル衣装が飛び跳ね、回転し といった鮮やかな世界へ誘ってくれる。
(上演時間1時間25分)22.11.28追記