満足度★★★
昼の部
昼・夜通しで観劇したが、まずは昼の部から。
昼の部は
『一、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)』と『二、猿翁十種の内 黒塚(くろづか)』『三、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)』の三作品で、いずれも正月には良く観る作品。特に『寿曽我対面』と『春興鏡獅子』は、昨年の歌舞伎座の正月公演でもやった作品で、そちらの公演と比較することで、出来が良く分かった。『寿曽我対面』は、獅童と笑也が曽我兄弟を演じたが、笑也の方が良い感じだったかな。でも、可も無く不可も無くと言った感じで、特段良いわけではなかった。でも、作品はやはり面白い。『春興鏡獅子』は、昨年の正月公演では勘三郎が演じ、今回は海老蔵。こっちは、残念ながら勘三郎には全く適わないというくらい歴然とした差があった。この差を埋めるには経験しかないはず。だが、胡蝶の妖精は、去年よりも年齢も高かったのか、今回の方が良かった。本当にあの胡蝶を見てると、親心から毎年涙が出てきます。。。海老蔵以外は、合格かな。