満足度★★★★★
奥行きと幅のある物語でしたもう一度じっくり読み直したくて脚本を買いました。贋作者(がんさくもん)はどうしてその才能をガンサクに費やしたのか。兄の背負うものの重さ、弟の絵に対する思い、母親の惑い苦しみ、贋作を手伝う浮浪人どもの呟き、遊女・吉野の嘆き、ブローカーの本音、女性にして新聞記者見習いの叫び。いったいなにが本物でなにが偽物なのか。たくさんの交錯する思いに圧倒されました。年の初めからこんな良いものを見せられたら、後が霞んで困ります。
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2010/01/31 16:59
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