バベルノトウ 公演情報 国道五十八号戦線「バベルノトウ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    「してヤられたァ!」な快感(笑)アリ
    その成分を吸引した者に都合の良い幻覚を見せるが副作用などは全くないという植物「バベルノトウ」をコッソリ栽培していることを先生に見とがめられた中学生(高校生?)たちのストーリーと、彼ら(+α)が薬品会社の研究員となっているストーリーが交互に演じられるというスタイル。
    この「研究員」のパートを2度目の「学校」パートで彼らが見ている共通の「トウの中(=幻想・夢)」と観客に錯覚させておき終盤で実は20年後の現実であると明かす手口が巧妙で、それが明かされた時には「してヤられたァ!」な快感(笑)アリ。
    また、推理ものの探偵よろしく盲点を指摘し、ネタを明かすのが実は存在しないシキミだというのもスゴい。
    カーテンコールにシキミが出てこないばかりでなく、客電が上がると彼の席にスポット(サスペンション?)が当たっているという凝りようはその場で気付いたけれど、探偵役の件については観終わってしばらく後に思い返している時に(やっと)気付いて愕然。(え、フツーはすぐ気付くものなの?(爆))
    また、誰でも責任を転嫁するための人物を欲している、なんてメッセージには身に覚えありまくりでドキリ。(笑)

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    2010/01/25 18:54

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