美しいヒポリタ 公演情報 世田谷シルク「美しいヒポリタ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    なぞり方。
    古典が原作である場合、どう“なぞる”かが楽しみの一つ。
    なぞり方に批評性が見え、創造力が見える。

    「夏の夜の夢」は取り違いが一番の見所ではあるが、
    なるほどと納得させるだけの仕掛けはあったように思う。
    それだけ、外堀を埋める努力はあったということ。

    妖精のいたずらは、確かに今も存在するのかもしれない。
    そんなロマンは、でもどこかアイロニカルではあるが。

    ネタバレBOX

    仕掛けは、ケータイアプリケーションのアカウント取り違いである。
    とだけ言ってしまっては、なーんだ、となるところであるが、
    なーんだ、と言わせぬそこまでの積み上げに納得させられる。

    演出意図がときどき解せぬ部分はあれど、すっと観られたのが嬉しかった。

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    2010/01/14 22:59

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